個人情報保護法では事業者に適切な個人情報の管理を求めています。個人情報保護法の対象事業者は保有する個人情報データが過去6ケ月間に一度でも5000件を越えたことがある事業者ですので、ほとんどの企業が対象になります。そこで注目を集めているのがプライバシーマークです。
プライバシーマークは格付け?
個人情報を適切に扱うには、事業者は個人情報保護方針(プライバシーポリシー)を定め、社内教育を行い、社内規定の見直しなどを行います。ただし、事業者が本当に行動しているかどうか外部からは分かりません。プライバシーマークは格付け |
よく似た第三者認証にISO9000シリーズがあります。製造業であれば品質管理を行うのは当たり前ですがプライバシーマークと同様に品質を作り込むマネジメントシステムが構築されているかどうか外部から分かりません。
そこで第三者が審査を行い、審査に通ればISO9000の認証となります。このISO9000シリーズの個人情報版がプライバシーマークと考えれば理解しやすいでしょう。
審査に通った事業者はプライバシーマークを店頭、名刺、ホームページ等に記載することができ一般消費者にアピールすることができます。よく工場の壁に『ISO9000認証取得』と看板が出ていますが、あの看板と同じです。プライバシーマークの有効期限は2年間で、2年毎に更新が必要となります。
個人情報保護法の施行で、プライバシーマークの認証取得がブームとなり、審査を申し込んでも半年は待たないといけない状況になっています。
ところでプライバシーマーク以外にもTRUSTeという第三者認証があるのをご存知ですか?
もう一つの第三者認証・TRUSTe
まず実際にTRUSTeマークの認証を受けている企業を見てみましょう。皆さん、よくご存知のYahoo!Japanです。Yahoo!Japanのウェブサイトの一番下に『プライバシーの考え方』という文字があり、そこをクリックするとYahoo!プライバシーセンターが出てきます。ページの上にあるのがTRUSTeマークです。試しにTRUSTeと書かれたマークをクリックしてみてください。別のサイトへ飛んで『ライセンシー確認ページ』が出てきます。これでYahoo! JAPANがTRUSTeの正式なライセンシーだと判断ができます。つまり第三者認証されているわけです。
では、TRUSTeマークとはどんな第三者認証なのでしょうか。 >>