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確定申告を電子申告で!e-Tax(イータックス)ソフト(2ページ目)

マイナンバーカード、電子証明書の取得が終わると開始届けを提出して利用者識別番号を取得します。次にe-Taxソフトをダウンロードし、初期設定を行います。電子申告の準備はこれで終わりです。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

必要な税目のプログラムを追加インストール

ダウンロードしたe-Taxソフト(共通プログラム)が最新の場合は「今年度分は最新の状態に更新済みです」と表示されます。最新というメッセージが出ない場合は「追加インストール」を押します。

また必要な税目のプログラムを追加インストールをしなければなりません。確定申告しますので平成20年度の所得税をクリックしてインストールしました。「+」をクリックして「-」にすると下の階層が表示されます。
平成20年度の所得税をクリックしてインストール
平成20年度の所得税をクリックしてインストール

昨年までのe-TaxソフトのインストールにはJavaのインストールが必要で、かなりややこしく国税庁に寄せられた問い合わせの半分以上はJavaのインストールに関してでした。そこで今回のe-TaxソフトからはJavaのインストールが不必要になっています。

e-Taxソフトに利用者ファイル、電子証明書を登録

電子証明書を登録する
電子証明書を登録する
e-Taxソフトをはじめて起動すると、「利用者ファイルの新規作成」画面が表示されます。まず開始届けを出した時に取得した「利用者識別番号(16桁の数字)」と利用者名を入力し、「OK」をクリックします。

次に「利用者ファイルの保存」画面が表示されますので、保存先の指定をして「保存」をクリックします。次にアクセスした時は保存した利用者ファイルを使います。

e-Taxでは、電子申告データに電子署名と電子証明書を添付することで、利用者本人かどうかを識別します。そのために、あらかじめ電子証明書をe-Taxに登録しておく必要があります。

ICカードリーダに住基カードをセットして接続し、e-Taxソフトのメニューボタン「利用者情報登録」から「電子証明書登録」を選択します。

「税務署選択」をクリックし、税務署を設定します。利用者の住所を入力してからメディアの選択で「ICカードを利用」を選びます。

やってみたら「ICカードが認識されません」というエラーが出てきました。調べてみると、公的個人認証サービス利用者クライアントソフトがインストールされていないことが原因でした。電子証明書を取得しただけではダメで、利用者クライアントソフトをインストールしておく必要がありました。

公的個人認証サービス・ポータルサイトから利用者クライアントソフトのダウンロードすると、今度はICカードが認識されました。
電子証明書のパスワードを入力する
電子証明書のパスワードを入れる

表示された画面で「認証局サービス名」で「公的個人認証サービス」を選択し、電子証明書の「パスワード」を入力します。これでe-Taxソフトで電子証明書が登録されました。

これで事前準備は終了で、次はいよいよ電子申告です。
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