ウイルス対策ソフトをどう更新したらよいか分からない
ウイルス対策ソフトを提供している各社から更新プログラムが提供されています。ウイルス対策ソフトをどう更新したらよいか分からない |
更新をうながす画面が表示されれば、クリックすると更新プログラムの案内ページへ飛び、ウイルス対策ソフトの更新を行うことができます。
トレンドマイクロ社のウイルスバスターは更新をクリックし、オンラインユーザ登録時に登録したメールアドレスやカード番号を入力すれば更新できますが、まずどのメールアドレスで登録したのか思い出すのが大変です。
カード決済の問題もあります。個人事業主なら個人で使っているカード番号をいれて、後で『事業主貸し』の経理処理をすればすみますが、法人の場合、法人カードを作っていない限り振込になります。更新されない理由の一つは更新にカード決済しか使えないと誤認してしまうケースです。ネットショップで買い物した経験はあっても振込や代引きしか使っていない方もたくさんいます。個人事業主でもカード決済にちゅうちょする場合があります。
トレンドマイクロ社の「手続き方法」を見ればコンビニや郵便局で振込ができますし、法人契約の場合はセンターに問い合わせくださいとありますが、ここまでたどりつけず更新にカード決済しかできないのでどうしようと考えているうちに更新期限をすぎてしまいます。
シマンテック社の場合はAntiVirus2006のように製品名の後ろに年号がついており、自社のパソコンに入っているウイルス対策ソフトがAntiVirus2003であれば、ホームページに一致する製品名がないということで製品そのものがなくなったと誤認してしまいます。他のウイルス対策ソフトを新たに買おうかと考えている間に更新期限がすぎてしまいます。
自社のウイルス対策ソフトと全然違う名前の上位バージョンが紹介される |
シマンテック社では「製品選択画面」でどの製品を選べばよいか案内してくれますし、トレンドマイクロ社と同様にFAXで申込をして振込、コンビニを決済方法として選べます。また法人用のシマンテックビジネスストアが用意されています。
古いバージョンの場合は更新プログラムが提供されませんので上位バージョンにアップデートすればよいのですが、初心者にはそんなことは分かりません。ウイルス対策ソフトを提供している会社には更新をどうしたらよいかという相談がけっこう寄せられています。
またマーケティング上は当然なのですが、インターネットセキュリティなどを組み合わせた一番高い乗り換え商品が最初に出てきますので、ウチの会社の製品と違うということでよけい迷ってしまいます。
これらはどちらかと言うとメーカーサイドに起因する問題です。
ウイルス対策ソフトの更新期限を把握していない
御社ではパソコンは一括導入ですか、それとも必要時に随時導入ですか。随時導入の場合はパソコンごとに更新期限を把握していますか。更新期限の案内画面が出ていてもパソコンを使っている社員が無視してしまう場合があります。システム管理者が決まっていないと社員は誰に言ったらいいかも分かりません。そんなことをしている間に更新期限が過ぎてしまいます。
対策は面倒でも管理台帳を作ってパソコンの状況を把握しましょう。
(管理項目)パソコンNo 導入年月日 リースアップ(償却)年月日 ウイルス対策ソフト更新期限日
一覧表にしておけば、どのパソコンのウイルス対策ソフトを更新をしないといけないかを把握できます。またパソコンの台数と更新費用を掛け算すれば、その年の予算額が確定します。会社が加害者とならないためにも必要なコストです。毎年、予算をしっかり計上しておきましょう。