大学生の就職活動/就職活動の選考対策

就活面接官の質問 へっちゃら対処法(3ページ目)

面接を「何を聞かれるかわからない、怖い!」と思っている皆さんへ。質問の目的は「求める力」「熱意」「場を和ます」のうちのどれかだ。よってその準備さえすれば、どんな質問が来てもへっちゃらなのだ。

執筆者:見舘 好隆

【トレンド攻撃】その業界や仕事を研究していることを伝えよ!

面接対策
受験する企業を取り巻くニュースを必ずチェックして、コメントが言えるようにしておこう。
これは志望業界や企業に関するトピックをちゃんと調べているのか?という設問である。つまり「熱意」をチェックしていると考えてよい。同時に社会人としてのビジネスセンスや社会常識も確認していると考えてよい。

例えば、金融業界を志望しているのに、「サブプライム問題」について何も答えられないなんて、ありえない。

例えば、自動車メーカーを志望しているのに、「バイオエタノール」について何もコメントできないなんて、ありえない。

例えば、食品業界なら「偽装表示・不正表示」、外食業界やスーパーなら「ギョーザ薬物混入」、住宅業界なら「耐震偽装」、家電業界なら「次世代DVD」、商社なら「レアメタル」「穀物価格上昇」などなど、業界をとりまくニュースに関してコメントできない学生を、面接官はどう思うだろうか。

まず第一に「熱意」が無いと考えるだろう。第一志望なんて嘘じゃないかと感じるだろう。そして「ビジネスセンス・社会常識」が無いと思うだろう。その業界、そしてその会社自身に関わるニュースを知らずして、その業界・企業を志望すること自体が、社会人として疑われる。なぜなら面接官も含めていつもそのニュースで社内は溢れかえっているのだから、その会社を志望する学生だって当然知っていると思うのだ。それに肩すかしを食らうと、きっとがっかりするだろう。

つまり、この手の質問に「答えられるようにしよう」と思う前に、「答えられて当たり前だ」というぐらい真剣に意識を持って欲しい。意識さえ持てば、その手のニュースに敏感になる。敏感になれば自然に頭に残るから、今度はそのニュースに関してコメントが出来るようにしておけばいい。勉強しようと思えば辛くなる。もし辛いなら、その熱意は勘違いかもしれない。

熱意があれば、そんなに難しい作業じゃないよ。

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さて、次の質問はどうだろう。

【質問パターン3】熱意チェック攻撃

「(志望業界が店舗を持つ場合)店舗見学行きましたか? 感想は?」
「(志望業界がCMを流している場合)A社のCMを観ましたか? 感想は?」
「(志望業界に対して)大学生が期待しているサービスは何ですか?」


さあ、君はどう答えるかな?

※次のページで、熱意チェック攻撃対策を学ぶ!
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