大学生の就職活動/就職活動の準備

就活は何社にアタックすればいい? 2(3ページ目)

片っ端からエントリーしても、結局は物理的に半分の会社説明会にしか行けないし、10分の1しか面接に辿り着けない。効率良くかつ確実に自らが輝く会社を見出し、面接に辿り着くためには、いくつかの戦略が必要だ。

執筆者:見舘 好隆

計画は鉛筆で書き、いつも消しゴムを持つことを忘れるな。

身を開く
いつも身を開こう。そして風通しを良くしておこう。幸運の風邪が舞い込むように。
最後に、自らが受験する会社に対して発揮する熱意の、タイムマネジメントについて記しておく。

「日経ナビ就活モニター調査結果(2006年2・5月)」によると、2月時点におけるOBG訪問実施率が19.4%(OBG訪問経験者の平均人数3.1人)、4月が27.7%(4.5人)である。3~4人に一人しか、先輩訪問を実施していない。していない理由(4月時点)は、
  • OBGがいない…45.5%
  • 手間がかかり面倒…40.0%
  • 仕方が分からない…31.2%
  • 時間がない…29.0%
  • 必要性を感じない…26.5%
である。OBGがいなければ、人事に電話するか、人脈を駆使するか、店舗に直撃すればいい。仕方なら記事「先輩訪問における15の掟!」を読んでほしい。必要性を感じていないなら、よほど自信があるか、必要性を知らないだけだ。ここで問題にしたいのは、「(先輩訪問は)手間がかかり面倒」「時間がない」である。以下の図をみてほしい。

タイムスケジュール


ポイントは、自らの就職活動において、意中の企業の会社研究、例えば先輩訪問や店舗訪問を、どう位置づけるかの問題である。会社説明会(B)にて会社を吟味し、受験するかを決めるのであれば、その直後にあるエントリーシート提出(C)や面接(D)までに先輩訪問をすることは不可能であろう(アポを取るのに半月はかかる)。店舗訪問もじっくりは難しいだろう。結果、「手間がかかり面倒」「時間がない」になってしまっているのではないだろうか。しかし、意中の企業を早めに絞り、会社説明会前に、先輩訪問のアポを取ったり、店舗巡り(A)などをしておけば、じっくりとエントリーシートも書けるし、面接で伝えるべき自己PRを精査できる。結果、約7割の学生が、薄っぺらい企業研究のまま、エントリーシート提出や面接を迎え、約3割の学生が、他社も含めて平均4.5人の先輩と会い、コンプリートなエントリーシートを提出し、面接の舞台に立つ。どちらの学生が最後まで勝ち残るだろうか。火をみるより明らかである。

また逆に、早めに「この企業は自分に向いていないな」とわかれば、会社説明会に行かずに済む。「向いていない」ことが何なのかが明確になれば、他の企業を吟味する時のヒントにもなるだろう。結果、その企業を受験しなくても、社会人と話したことで得ることはたくさんある。何も損することは無い。

それでも「手間がかかり面倒」と思うのか、思わないのか。そこが就職活動の成否を分けるような気がしてならない。


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最後に、いつも心の隅っこに、ちょこんと置いてほしい言葉がある。

「いつでも人生のゲームプランを持っていることはよいことだ。しかし、計画は鉛筆で描き、いつでもその手に消しゴムをもっていることを忘れないように。」(Adam Marchick,Gunn High School,1998年6月)

大切なことは、決意することを先送りしないこと、自らの可能性に蓋をしないこと、手間を理由にするべき事をサボるなんてしないことだ。なりうる最大限の自分になるために、最大限に視野を拡げ心の底から「この会社だ!」と思える会社をできるだけたくさんキャッチし、会社研究ができる数に絞って、挑戦する。

そしていつも、プランは鉛筆で書き、消しゴムで消す柔軟性を持って、就職活動に取り組んで欲しい。






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