「緊張していますか?」と面接で聞かれたら……
いかに素の自分を出せるかは、「慣れ」しなかないです。本命企業の面接までに、何度もトライして場の空気に慣れておこう。
「緊張してますか?」
対策を述べてみたい。
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そもそも、面接官は、面接で君の「何」を測ろうとしてるのだろうか?
記事「エントリーシートの基本中のキホン!」で述べたとおり、面接は、エントリーシートと同じく「君が求める力を持っているのか?」を測る選考手段の一つである。
では、面接でどうやって測るのか? 簡単である。面接官が君がその力を持っているかを聴くのである。とにかく深く深く「本当に持っているのか?」聴きまくるのである。
この時、面接官は以下の二つの状態を避けたいと思っている。
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- 緊張しまくって、素朴な本来の君の姿を測れなくなること
- 作ってきた自己PRや志望動機を棒読みされること
- 緊張しまくって、素朴な本来の君の姿を測れなくなること
特に緊張は困る。君の中に「存在するかもしれない」力が見えなくなってしまうからだ。面接官はとにかく「素」の君を知りたい。「素」の君と「会話したい」と思っているのだ。
そこで生まれる言葉が「緊張してますか?」なのだ。
話すのは、君が“求める力”を持っていること
友人に何かお願い事をする時にも、いきなり本題から始めないよね。あの感覚と同じだ。とにかく「面接は会話」であることを念頭に置こう。
さて、どう答えればいいのだろうか? もうわかってくれたと思うが、この質問を翻訳すると、
「緊張せずに君の言いたいことを言って君に“求める力”があるか教えてくれよ!」
である。よって答えは、
「もちろん御社が第一志望ですから緊張しています」
とまず熱意を伝え、引き続き、
「まず、最も御社に伝えたい私の力をお伝えしても宜しいですか?」
と聞いてもいいし、
「この緊張をほぐすために、昨日御社の店舗を覗いてきました。そこで学んだことですが……」
などいきなり自己PRを始めてもよい。
同様に、
- 「昨日観たニュースで印象に残ったのは?」
- 「朝ごはん何食べました?」
- 「最近読んだ本は?」
- 「好きな映画は?」
つまり、どんな質問が来ても、すべて「会話」の一環と思えばいい。例えば、実家に帰って親に相談することがあった時、いきなり相談事から話さないだろう。軽く世間話をするよね。あれと大差はないのだ。
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面接は、「君が“求める力”を持っているのか?」を測るための手段である。
よって、こう言えば合格とか、こう言えばアウトとか、そんなものはない。質疑応答ではないし、スピーチでもないのだ。ただの「会話」なのだ。逆に、「自己PRは?」と聞かれなければ話さないことの方が、間違っているのである。「君は何しに来たんだ?」ということになる。
「なるほど、君ならウチに入社してからも、活躍してくれそうだな」と、
具体的に納得させるためにも、
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- 御社が求める力を持っていること。
- 入社してからでもその力を発揮できること(再現できること)。
- 御社が求める力を持っていること。
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