「再現性」をどうやって伝えればいいの?
PDCAサイクルを回したことを伝えれば、自然に説得力が伴う。 |
ポイントは「PDCAサイクル」。「PDCAサイクル」とは、記事「就職活動のキモ=『行動すること』!」でも説明したが、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)の順番でアクションし、最後の改善(act)を次の計画(plan)に結び付け、らせん状に向上させる活動のスキーム(型)のことだ。
この「PDCAサイクル」に則して、具体的エピソードを語るといい。もっと分かりやすく言えば、
- 【Plan】主体的に適切な判断を下し、
- 【Do】判断したことを具体的に実行し、
- 【Check】実行しながら状況を把握しつつ、
- 【Act】次なる一手を打つ。
「運動部にて○○大会に優勝するために~といった練習(Plan)を発案し、3ヶ月取り入れた(Do)。しかし、~といった問題が発生し立ち往生。何が原因かを考えた結果、~だとわかり(Check)、その部分を改善した新しい~といった練習(Act)を取り入れることで、メキメキと力をつけ、ついに優勝することができた。だから計画立案力には自信があります」
ほら、このような説得力のある自己PRに昇華する。そして基礎力の再現性は、こんな説得力のある自己PRの積み重ねで醸し出されるものである。たった一言二言で基礎力の再現性は伝えられない。だから面接官は、いろんな側面で詳しく話を引き出そうとしているのだ。
よって、もしみなさんが、
「そんなの作り話で誰でも言えそうじゃないか」
と思ったとしても、それは無理だよ。なぜならば、前述したように面接官は物凄く細かいことまで聞いてくる。すべて辻褄が合う作り話を作ることはほとんど不可能だからだ。
※次のページで、「再現できる基礎力」はどう培えばいいのかを学ぶ!