大学生の就職活動/就職活動の選考対策

熱い学生が就職採用される理由 3(2ページ目)

将来のために具体的に目標を定める必要は無いし何したって構わない。ただ、その一つ一つに「熱い思い」をぶち込んで欲しい。その思いがPDCAサイクルを回し基礎力を成長させ、採用されうる人材へとなる原動力なのだ。

執筆者:見舘 好隆

「再現できる基礎力」はどう培えばいいの?

基礎力
何となくするのと、目標を持ってするのとでは、得られるものが違う。
基礎力を再現する具体的エピソードは、PDCAサイクル順に語ることであることは理解できたと思う。よって、これからの夏休みはもちろん、日常生活においてもこのPDCAサイクルを意識して行動すればいいのだ。

簡単なワークシートだ。埋めてみて欲しい。
  1. この夏休みの目標は具体的に何ですか?(例:将来の仕事に少し不安。このモヤモヤ感を晴らしてみたい)


     
  2. その目標を達成するために、具体的にどんなアクションをしますか?(例:広告に関わる仕事に少し興味があるので、電通・博報堂の人とお会いしてみようと思う)


     
  3. そのスケジュールを詳細に教えてください。準備から実施まで。(例:会う候補者探しやアポの大雑把なスケジュール、目標の人数など)


     
  4. そのアクションの成果を最後にどうまとめますか?(例:広告業界の仕事のやりがいや辛い部分を、友達に説明できるようにしたいと思う)


     
何となく夏休みや日々を過ごしていても、その経験は「断片」にしかならず、コンピテンシー面接には太刀打ちできない。まず大雑把でいいから【Plan】を作り、【Do】すること。そしてその成果を【check】し次に繋がる【Act】を言語化する。このPDCAサイクルをとにかく何度も回すことを意識することが、将来の就職活動や進路選択に必要な基礎力を身につける基礎運動となる。何度も回せば「基礎力」はどんどん成長し、具体的エピソードとして使えるネタがどんどんたまる。

将来何になるかを考えるよりも、将来に汎用的に役立つ「基礎力」を身につけること、そして身につけたエピソードを言語化することが、大切なのだ。


※次のページで、「熱いヤツ」ほど、満足できる就職活動ができることを学ぶ!

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます