自ら創り出す機会によってはじめて、内定は取れる。その1
ちなみに4年生の3月になっても、採用数はゼロにはならない。最後まで諦めるな! |
右上のグラフのように、当然ながら時間が経てば経つほど、受験できる会社は減っていく。
しかし、「やりたいことを見出したい」「自己PRがうまく書けない」「面接の練習をしたい」などなど、億劫に動けなくなってしまうこともわかる。じゃあ、こう考えてみたらどうだろう。
「悩んでいることの答えは、外にあるんだ!」
答えがあるなら、動けるでしょ? 一つ一つ答えを解いていこう。
1.就職活動の「ノウハウ」なんて、無い。
ついつい就職本はもとより、私のサイトも含めて、鵜呑みにしてしまう人がいるかもしれない。でも考えてみてほしい。それはあくまでも一例であって、必ずしも君のキャリアを描くことに役立つとは限らない。ポイントは、ノウハウに依存しないことだ。あくまでも試してみてダメなら捨てることだ。
みなさん、「PDCAサイクル」という言葉を知っているだろうか? 広く知られているマネジメント手法の一つで、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)の順番でアクションし、最後の改善(act)を次の計画(plan)に結び付け、らせん状に品質の維持・向上や継続的な業務改善活動などを推進する(「Plan Do Seeサイクル」とほぼ同じ)ことだ。
就職活動こそ、「PDCAサイクル」で行うべきだ。例を挙げてみよう。
- 「企画の仕事って面白いのかな?」と疑問が浮ぶ。
- 計画(plan):親戚でアサヒビールの企画担当の人がいるから聞いてみる。もうすぐバンダイの会社説明会がある。「キャラクター玩具の企画開発」という仕事があるので話を聞いてみよう。お、All Aboutにも「企画(営業)」というのがあるぞ!
- 実行(do):親戚に会う。会社説明会に行く。
- 評価(check):企画と言う仕事はイメージより地味であることがわかった。どうせなら、企画しながら営業をする「企画営業」の方が性に合っている気がした。
- 改善(act):今度は「企画営業」を軸に仕事や会社を考えてみよう。
- 計画(plan):さて、次は…。
疑問がどんどん消えて、そしてどんどん自分のやりたいことが見えてきただろう。これが就職活動の「PDCAサイクル」だ。自宅で悩んでも絶対に答えは出ない。
プランして、実行して、チェックして、改善点を洗い出して、そしてプランする!
ノウハウに依存するより、よっぽどうまく行きそうな気がしませんか?
2.就職活動の「ルール」なんて、無い。
そんなものはない。あるのは社会人としてのマナーだ。メールの書き方、リクルートスーツ、履歴書、先輩訪問などなど、全部社会人なら当たり前の作業なんだ。
よって、ベストは就職活動が始まる前に、「正社員並みに扱ってくれるアルバイト」でしごいてもらう事がベストである。しかし、この時期に難しい学生は、あまりそんなことに気にせず、ガンガン行動せよ。例えばメールの書き方なら、先輩に聞けば分かる。リクルートスーツも就職活動中に隣に座った学生に聞いてみよう。履歴書も先輩訪問も同じだ。
常に「できていない」素直に自分を認め、相手の「できている」を受け入れることができれば、何の問題も無いのだ。
※次のページで、「自ら創り出す機会によってはじめて、内定は取れる。その2」を、学ぶ!