メンバーの力を引き出し、センスを磨く!
- 6.人の最も優れた部分を引き出す
コミュニケーション力を持つこと。人の最も優れた部分を引き出し、抵抗にあってもコンセンサスを作り上げること。3で示した「文化の違いを受け入れる」ことで信頼関係を構築し、さらにメンバーそれぞれの力を引き出すことを目指さなくてはならない。最も難しい行動だ。大学祭実行委員長なら、企画や会計、広報、広告営業、渉外などなど、それぞれの担当者の個性を把握し、仕事の進み具合をいつも把握しながら、的確なアドバイスをしたり、場合によっては担当を変えることも必要だろう。
★【私の例】今まで、仕事の進め方や社会常識など、価値観の相違が出たときに、その部下とうまく行かないことが過去何度もあった。例えば理論的に部下を諭しても、感情的に反発されたり、忌避されたりする局面だ。私が最も不足しているのが、この「最も相手の優れた部分を引き出す力」だろう。当然ながら信頼関係の構築が大前提である。実践度×。
7.洞察力がある・新しい視点で物事を考える他の人から「勉強してるね」と認められること。分からないことをそのままにせず、どんどん質問をして学ぼうとする精神は、自らを成長させる源泉である。その洞察力さえ身につければ、いつも問題点を把握できるし、違った視点で物事を考えるコツもつかめる。メンバーもリーダーのその姿を見れば、分からないことをどんどん質問し、向上してくれるだろう。大学祭実行委員長なら、メンバーにいつも「どう思う?」と聞いたり、他団体の学生に「最近困ってることある?」など、意欲的に尋ねることだろう。
★【私の例】もともと得意分野である。リスクテーキングやチャレンジ精神があることで、新しい知己を得ることをとても大切にしている。そのために他人からのコメントを受け入れる精神が育まれ、得た知識を汎用的にくっつけて考えることが好きだ。これからも学習を続けたり、人脈をつくるもしくは活性化させたりすることによって、新しい知己を得たいと思う。実践度○。
※次のページで、リーダーシップの具体的行動「リスクを冒す勇気とフィードバック!」を考える!