企業が何を基準に採用活動しているんだろうか?
企業は必ず「求める力」を定義している。それさえ解れば、戦略を立てることができるはずだ。 |
- 質の高い「採用母集団」を形成したいから。
「求める人材」とマッチしない学生が受験したら時間の無駄。
- 入社後、社員研修などで「企業が求める力」を修得させることを辞めたから。
あらかじめ「企業が求める力」を持っている学生を採れば、手間とコストが省ける。
しかし、厄介なことに、この「企業が求める力」は非常に曖昧だ。「価値を創造できる力」「チャレンジできる力」「チームワーク」「コミュニケーション力」「リーダーシップ」など、方向性は同じだが、表現が企業によって千差万別である。これではその力があるのかを測りたい学生も、将来獲得したい学生も、困ってしまっている。
その情勢を見て「企業が求める力」を、厚生労働省は「若年者就職基礎能力」と名付け、平成16年7月23日に「若年者就職基礎能力支援事業(YES-プログラム)」を策定した。また経済産業省は「社会人基礎力」と名付け、平成17年7月7日に「社会人基礎力に関する研究会」を発足した。そしてリクルートワークス研究所は『Works』誌上において「基礎力」と定義し発表した。今後、「企業が求める力」は、何かしらを共通言語とし、そして浸透していくのだろう。
さて、この「企業が求める力」を、企業はどうやって策定しているのだろうか。
また、どうやって学生が持っているのかを測っているのだろうか。
この謎を解くことで、学生のみなさんも、自己PRや志望動機を練る時に必ずプラスになるはずだし、また面接に臨む時にも必ずヒントになるはずだ。
さあ、一緒にその「謎」を紐解いていこう。
<目次>
- そもそも、「企業が求める力」って何なのさ?
- 「企業が求める力」は、どうやって決めているのか?
- 「企業が求める力」は、どこで測定するのか?
- 「企業が求める力」は、どうやって測定するのか?
- まだまだあるぞ!「求める力」を測る方法!
- 「企業が求める力」を具体的に知る方法・その1「店舗訪問(会社訪問)」
- 「企業が求める力」を具体的に知る方法・その2「先輩訪問」
- 「企業が求める力」を具体的に知る方法・その3「社長と経営理念」
※次のページで、そもそも、「企業が求める力」って何なのさ?を紐解く!