大学生の就職活動/就職活動の準備

内定に導く就活ネットワーキングのコツ(6ページ目)

みなさんが持っていなくて、社会人が持っているもの「社会経験」「人脈」。その価値を把握し、全力を尽くして手に入れよう。手に入れるためにも、「名刺」を作っておきましょう。

執筆者:見舘 好隆

印象に残る名刺の作り方

印象に残る名刺、すなわち「君がどんな人か?」を名刺に明示すればいい。

つまり、あなたが伝えたいことを、名刺に書き込めばいいのです。名刺の裏に「自己PR」や「夢の仕事」を手書きで書けばいい。できるだけ短く。刷っても良いけど、手書きの方が必ず読んでくれる。


★名刺の裏面に書かれた手書きコメント例(→)名刺

※注意:【夢の仕事】は【やりたい仕事】でもいいです。また【自己PR】は【トリビア】【必殺技】でもいいです。【特技】でもいい。


名刺の裏ですから、沢山は書けません。書くのは「キーワード」のみ。藤原さんの名刺の「点字」のように、その「キーワード」から会話が弾めばいいのです。

【夢の仕事】は、価値観を交えて一言で書こう。単に「本を作りたい」だけと、なぜ作りたいのかわかりません。話を続けにくい。

【自己PR】もキーワードだけにしよう。抽象的な文章は誰も読みたくないから。ここではバイトの話、趣味の話、勉強ネタの「具体的で、面白そうなもの」を並べてみました。ここで会話に繋げるためにも、「ウエイトレス」「映画」「社会福祉概論」など「抽象的で、面白そうに無いもの」を書いては駄目。話が続きません。


名刺の裏に、「あなたの伝えたいこと」を書き込む。こうすれば、君が話したいネタに関わる会話が弾むし、きっと君の事を覚えてくれる。そして、後日アポを取る時にも、「ああ、うどんマニアの○○さんね!」と思い出してくれます。さらに「そう言えば、子供の本を作りたい学生がいたな」と思い出してくれて、仕事を紹介してくれるかもしれないのです。


名刺を使い、たくさんの人脈を手に入れる。
そして、名刺をあなたの分身として放ち、あなたが掴みたい人脈を、どんどん引き寄せる。


名刺はうまく使えば、「魔法の杖」になります。


※その他『自分「プレゼン」術』には、名刺の渡し方であったり、不在時の名刺の託し方であったり、会いたい人のアポのとり方であったり、たくさん役立つTIPSが載っています。かなり「就職本」として使える本なので、是非読んでみてくださいね。

※次のページは「ネットワーキング」は、結構時間がかかることを知ろう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 5
  • 6
  • 7
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます