「やりたいこと」自体を疑ってみたのか?
そもそも、今みなさんが「やりたいこと」自体が、本当に「やりたいこと」なのだろうか?私の例を書いてみる。私が最初やりたかったことは、旅行会社の海外支店で働くことだった。ところが配属は人事部。いきなり落ち込んだが、採用業務は結構やってみて面白かったし、海外の支店に人事の仕事で回るのもいい経験になった。そして今、このガイドをやることに繋がっている。また、今の職場はインターネット関連企業で、ECビジネスを担当している。私が社会人1年生だった頃、インターネット自体が普及していなかった。インターネットプロデューサーが「やりたいこと」の選択肢に入るわけは無い。
今は「朝令暮改」が当たり前の時代だ。会社だって倒産も含めてどうなっているかわからない。新しいビジネスだってどんどん生まれてくる。よって「やりたいこと」がコロコロ変わっても全くおかしくはない。
まだ職務経験もない学生のみなさんが考えついた「やりたいこと」なんて、本当に執着するべきことなんだろうか。
「オー人事」ぐらいに会社自体が信頼できない場合以外、「やりたいこと」との少々のギャップが原因での内定辞退は、避けたほうがいいのではと私は思うけど、どうかな?
※次のページで、就職活動をやり直すリスクとのバランスを考える!