派遣で長く働くためのポイントは? |
派遣で役立つスキルや資格
自分の技能や知識を向上させることは、時給アップや、派遣で長く働くためのポイントにもつながります。・一般事務、営業事務:パソコンを使用する場合、WindowsのExcelやWordのスキルは今や必須です。人気のある職種なので、さらに、パワーポイントやアクセスのスキル、MOUS資格なども取得すれば、他の人と差別化をアピールできます。
・経理事務:基本的に実務経験重視の職種ですが、簿記2級もしくは3級を取得していれば未経験でも仕事に就ける場合もあります。
・語学系事務の仕事:英語での簡単なメールのやりとりや電話応対が求められる場合、TOEICの点数は500から600点が一つの目安となります。700点、800点以上であればより専門性の高い仕事に就く事ができます。
ところで、スキルには上にあげたような「職務に関するスキル」と「ヒューマンスキル」があります。「ヒューマンスキル」とは、周りの人と柔軟に人間関係を築きながら仕事をすることができるコミニュケーション能力のこと。
ドラマの主人公、春子は仕事は完璧な反面、職場では滅多に笑わず、人間関係も一切築こうとしない、ヒューマンスキルがゼロという設定にもなっていますが、果たしてどうなのでしょうか。
実際にはゼロでは厳しいものがあります。派遣で働く際、春子のように職務に関するスキルや資格をたくさん持っていることはもちろん大切ですが、このヒューマンスキルも結構重視されます。派遣先企業という一つの職場で一緒に仕事をしていくのですから、周りの人との調和や連携を考えると、柔軟なコミュニケーション能力も重要なスキルと言えます。
派遣先企業との「顔合わせ」とは?
みなさんは「顔合わせ」「打合せ」などといった言葉を聞いたり、経験したことがありますか?現在、派遣法では、派遣先の企業が事前面接や履歴書の送付などを求めたりすることを、派遣労働者を特定する(選別する)ことを目的とする行為として禁止しています。[紹介予定派遣の場合を除く]
そういう理由で、企業と派遣社員が契約前に面談等で接触する機会を設ける場合は、面接ではなく「顔合わせ」「業務打合せ」等として接触することがあります。そこで聞かれる内容は、登録時の面談と同様やはり、これまでの経歴やスキルに関することが中心です。
派遣の「顔合わせ」とはいえ、落ち着いた返答ができるように、事前に自分のこれまでの職務に関する経歴、スキルをきっちり整理してからのぞみましょう。なにより、面接担当者にとって好印象となる返答をすることが大切です。服装も、スーツなどビジネスに適したものを着用しましょう。
とはいえ、ドラマでの美雪のように、仕事欲しさに、ほとんど使えないパソコンを使えるなどと、ウソをついてしまってはいけません。派遣先企業で一緒に働く人たちに迷惑をかけることになりますし、派遣会社はもちろん、ウソをついてしまった自分自身も後で必ず困ります。
■実は今、事前面接、つまり、受け入れる企業が候補者の能力や人柄を見極めたうえで採否を決めることを解禁する方向で厚生労働省が検討に入っています。こちらについては、記事「事前面接解禁!? 厚労省が派遣法改正を検討」で詳しくご紹介しています。
■派遣で働くみなさんのエピソードを募集します! 役立ったスキルや資格、顔合わせについて、その他なんでもみなさんの「ハケンの品格」体験を是非お聞かせください!
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