格言その3 『買いすぎない!借り過ぎない!』
自社ビルなど、金額の大きな固定資産などは「利益とお金の差」を生み出すインパクトも大きくなります。 多額の設備投資をする前には、必ず「利益計画」をたてるようにしましょう。 |
現状より更に利益を上げるために工場を建てたり、その資金の工面のために借入を起こしたりするのです。
ですから、固定資産を購入したり、借入をしたせいで赤字が増えてしまっては本末転倒と言えます。
節税の一環として「高級外車を購入する」というものが世間一般で言われていますが、その高級外車が相応の利益をあげなければ、ガソリン代や車検代などの経費が嵩むだけです。いざ、資金が足りなくなって売却しても、購入当時の価格で売れるかどうかの確証もありません。
また『銀行が貸してくれるから』と安易に借入を起こした場合も、利息が無駄となったり、資金繰りを見誤りやすくなったりと、良いことばかりではありません。
設備投資や借入をする際には、そのことによって得られるであろう利益の額や発生する経費を見積もり、本当に必要かどうかを検証する必要があります。
ちょっと難しいかもしれませんが、慎重にものごとを考え『要るモノは要る、要らないモノは要らん!』と、判断する必要があるのです。
これが格言その3『買いすぎない!借り過ぎない!』です。