「串刺し」できるのは合計だけじゃない
シート「集計」に入っている串刺し計算は、
=SUM(最初のシート名:最後のシート名!セルの名前)
となっています。
今回、このシートを作成するために、記事、串刺しでヤル!…ってExcelの話で説明してした方法は、「Σ(オートSUM)」ボタンを使っていますので、合計していますが、「串刺し」できるのは、合計だけではありません。
合計の関数である「SUM」の部分を、平均の「AVERAGE」やデータの個数を数える「COUNTA」に変えれば、同様に計算してくれます。
今回の例だと、「単価」の部分に、「AVERAGE」で串刺し計算しておけば、各店の商品単価の平均値を報告することができます。
各店の商品単価を平均 |
「串刺し計算」に向いている資料
資料作成を便利にしてくれる「串刺し計算」。いろいろな使い方が考えられますが、最も向いているのは、今回の営業報告書のように、同じかたちのシートを複数の人が作成、報告するようなケースです。
各店のシートは、それぞれの店長が作成し、メールに添付して関東支店に送られてくるとしますよね。
関東支店の事務担当者であるあなたは、今回作成した串刺し計算が入っているファイルの、それぞれの店のシートに、送られてきた各店のシートをペーストするだけで、毎月集計ができるのです。
自分の仕事を楽にするために、「串刺し計算」使いこなして下さいね。
※この記事はExcel2000を使用して説明しています。また、説明している内容については、ガイドが日常的に使っているものであり、他にも方法は考えられます。どうぞご了承下さい。
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