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1行増えたばっかりに…オートSUMの落とし穴

Excelで資料を作る時、大活躍の「Σ(オートSUM)」ボタン。とっても便利ですが、せっかくの式が、使えなくなってしまうことがあるのです。そう…一行増えたばっかりに…。回避方法の基本を紹介しています。

執筆者:平井 実穂子

エクセルでいろいろな資料を作る時、大活躍の「Σ(オートSUM)」ボタン。
範囲を指定してクリックすれば、一気に合計してくれて便利ですよね。
ですが、せっかくの式が、使えなくなってしまうことがあります。そう…一行増えたばっかりに…。

アイテムが増えたら注意!

記事、串刺しでヤル!…ってExcelの話で使った、「売上報告書」1月分を使って、説明していきますね。

この「売上報告書」では、商品Aから商品Eまでの、売上数と売上額を集計しています。
ですが、新たに「商品F」が発売されることになりました。となると、シートに「商品F」を追加しなければいけません。

単純に、「商品E」の下の行に、「商品F」を追加すればいいと考えてしまいますが、ちょっと待って下さい。

E5からE9までの売上を合計しています

このシートは、10行目に、商品Aから商品Eまで、行で言えば、E5からE9までの数値を合計する式が入っています。
単純に、合計の入っている、10行目の上に、商品Fのための行を1行挿入してみると…。

合計行を選択した状態で
右クリック→挿入が早いです

1行ずれて11行目になった合計セルの計算式は変わっていません…。

合計式は変わっていません…

この状態で、「商品F」の情報を入力しても、合計されません…。まあ、再度「Σ(オートSUM)」ボタンで式を入れ直せばいいのですが、合計の直前行にアイテムを増やす機会は多いので、面倒ですし、つい忘れて報告してしまってはたいへんです。

回避する方法は次のページで≫

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