「家に帰るまでが遠足」、家に帰るまでは会社員…
「家に帰るまでが遠足」とは、小学生に先生が言う言葉ですけど、楽しい遠足は終わっても無事に家に帰るまで気を抜かないように、という事。 家に帰るまで気を抜いてはいけないのは会社員。休憩時間も、就業後も、マナーを忘れてはいけません。こんなケース…あなたはOK?NG? |
ケース1「仕事中でしょ」…会社のメアドでオークション… |
「ネットオークションに出品しました。落札して下さった方からすぐにメールが来たのは嬉しいのですが、メアドが明らかに某有名企業のもの。 平日の昼間だし、仕事中でしょ?仕事中オークションすることが良いとか悪いとか言う気はないけど、メアドで身元バレバレなの気にならないのかしら。商品はあえて伏せますが、伏せた方が良い商品だと思います(笑)」 |
う~ん…これはNG度高いです。会社のメールアドレスを、全く個人的な用途に使うのは、NGというより危険です。
商品が何にしろ、もしもオークションでトラブルが発生したら、全く個人的なトラブルに会社を巻き込んでしまう可能性があるからです。あなたの信用はズタズタ。懲罰の対象になりかねません。
トラブルはなくても、会社のアドレスは、あなたのものじゃありません。貸与されてる「会社の財産」。 取扱は十分気をつけて。 えっ、アダルトの請求メールが!(企業のIT導入/ガイド記事) 会社のメールにアダルトサイトの請求書が! テレクラの甘い罠~夫の言い訳(防犯/ガイド記事) こんな時に名刺渡すなんて…身元バレバレの恐怖の事例です。 |
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「やった!落札」とか言ってる場合じゃないですよ |
ケース2「会話は意外に聞かれてる」…エレベーターは既に社外と心得よ… |
「エレベーターに乗ってて「閉」を押す寸前、外から帰ってきたらしい、上のフロアの会社の人が数人入ってきて一緒になりました。 歩きながら話してたらしく、エレベーターの中でも話は続き、とある会社のことを悪く言っているのがわかってしまいました。 それってウチの関連会社なんですけどね…。制服着た事務員さんなんて眼中にないのかしら。その会社の方はみんな、社員証を首からぶら下げてるので、言ってる方のフルネームも部署も、見る気になれば全部わかるんですけど」 |
これもNG度高いです。社員証の有無にかかわらず、エレベーターの中、廊下、お手洗い等々、社外で不用意に「会社の話」をするのは慎まなければいけません。
『情報漏えい』と言えば、なんだかオオゲサに感じるかもしれませんが、些細なことでも聞く人によれば、重要な情報となりうる可能性もあります。 |
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エレベーターの中の会話 は結構聞かれてる |
ケース3「胸に燦然と輝く」…社章をつけた酔っぱらいってサイテー… |
「この間居酒屋で、隣のテーブルにいたサラリーマン集団。うるさいし、酔っ払ってふらふらなのはいるし、すっごく迷惑だった。 スーツの襟に全員社章つけてるんで、どこの会社かわかるんです。有名で新卒の学生にも人気のある会社なのに…ゲンメツしました。領収書も会社で貰ってた!」 |
いや、領収書を会社で貰うのは別に悪いことじゃないですが、アフターファイブだからって、ハメを外しすぎてはいけません。
社章のあるなしに関わらず、同じ会社の人同士だと、つい仕事の話になりますので、会話が他のテーブルに聞こえるような大声で話してると、どこの会社かわかってしまうことだってあります。
会社の品位を落とすだけでなく、酔ったイキオイで社外秘の情報をしゃべってしまったり、大事な書類を忘れてしまったり…取り返しのつかないことになることも…お酒はほどほどに。
公私の区別はきっちりと
「個人情報保護法」が2005年4月から施行されます。法律自体は直接関係なくても、機密保持に関する社員への指導は、数年前より、より具体的に、厳しくなってきています。
事務担当者が持ってる『情報』は、自分が思っているよりも、ずっと重いことも多いです。 公私の区別をきっちりつけることは、「マナーとして当然」なだけでなく、自分をトラブルから守ることでもあるのです。 |
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銀行の帰りにちょっと一服…ほどほどにね |