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制服にナマ足、会社でオークション、メールに絵文字… OK?NG?イマドキのビジネスマナー

「ビジネスマナー?私はカンペキ!」…かもしれませんがちょっと待って下さい。マナーは時代と共に変わるもの。イマドキのこんな事ってOK?NG?考えてみて下さいね。

執筆者:平井 実穂子

ビジネスマナーは大切!…なんてことは、今更言われるまでもなく当然!新入社員じゃあるまいし、私はカンペキ!…かもしれませんが、ちょっと待って下さい。

マナーは時代と共に変わるもの。昔のマナー本だけじゃ対応できないこともたくさんあります。時には見直した方がいいこともありますよ。
いろんなシーンをPICKUPしてみましたので、OKか、NGか、考えてみて下さいね。

そのセンスは誰のため?

ケース1「正すべき襟がない」…Tシャツで仕事はないでしょう…

「IT企業だかなんだか知らないけど、仕事中Tシャツってのはありえないと思う。襟のない服じゃ仕事する気になれないし、襟のない服着てる人と仕事する気になれません」

と、「襟」にこだわるのは私の友人。ライブドア堀江社長についても「ポロシャツだったらまだ許せる」と言うくらい。ビジネスシーンではカジュアルすぎるという点では、どっちも変わらないように思いますが、「襟を正す」という言葉もあるくらい、襟はエチケットの要。「正すべき襟がない」というのは、やっぱりNG度高いようです。

女性の服には、襟がなくてもきちんとした印象を与えるものもありますが、襟元が与える印象はかなり強いので、あるものを選んだ方が無難です。

清潔な白いブラウスは基本。
襟なしで胸が開きすぎるとだらしない印象に。
ノースリーブは禁止されてるオフィスもあるくらいで、おススメできません…。

ケース2「能ある鷹の爪は目立たず」…ネイルアートが浮いてます…

このあいだ行った会社の受付にいた女性。清楚な美人でさすが有名企業!と思ったら、入館名簿を指す爪にネイルアートが。あれって会社にしてっていいもんなんですかね…。



ネイルアート…かなりメジャーになったとはいえ、一般的な会社ではNGでしょう。

とはいえ、美しい指先は良い印象を与えますので、以前はあった「マニュキュアNG!」なオフィスは今や少数派。
目立ちすぎないカラーや、フレンチネイルならOKでしょう。

名刺交換の多い営業職なら、男性だって爪の手入れは怠らない方がいいですよ。

ネイルケアの知識
名刺交換の時、爪のキタナさは
悪い印象を残します


ケース3「靴を見ればその人がわかる」…スーツにナマ足はカッコ悪い…

郵便局で時々見かける、多分、上のフロアの会社の事務の女性。制服にナマ足は似合わないと思う。
ナマ足にハデなミュール…ペディキュアもしてるし、せっかくのカッコイイ制服がだいなしです。(ウチの制服なんてモロ事務服なのでよけいに腹が立つ)。
仕事中もナマ足なんだろうか。ウチのビル、冷房キツイのに、お腹冷えないのかしら…。


お腹の心配はともかく(笑)、制服のトータルコーディネートが出来てないということですね。

以前、「あなたの一票」でみなさんに、仕事中の靴についてお聞きしたところ、こういう結果でした

仕事中の靴は?
制『靴』 16%
仕事用の私『靴』を用意 28%
健康サンダル・スリッパ 25%
履き替えない・その他 32%

めったに外に出ない事務職の場合、制服は「スーツ」というより「作業服」感覚…。「スーツ」ならありえない、「素足にサンダル」や、「靴下にスニーカー」もNGじゃないオフィスもあります。
…でも、中でOKでも、外ではNGというよりカッコ悪いですよね(笑)。外出用のプレーンなパンプスを『置き靴』しておくといいかも。

王道は黒パンプス。ヒールがある方がキレイ

目立たない「美しさ」が「良い印象」を作る

ビジネスシーンでは、強い印象を与えるものは、マイナスポイントになりがちです。

例えば「あの会社の受付の人、すごくカンジ良かったよ」と言う方に「どこが?」と聞いても、「きちんとアイロンのかかった白いブラウスが綺麗だった」と、身につけているものを具体的に答えてくれる方はあまりいないはず(ちょっと寂しいですけど/笑)。
逆に「カンジ悪かった」所を聞けば、あそこがここがと具体的なポイントが出てくるはずです。

なぜかと言えば、「感じが良い」のは、仕事の上ではアタリマエ。アタリマエなものを見て、強く印象に残るのは、結局のところ違和感があるということ。

ケース2の男性だって、自分のカノジョがデートの時、気合の入ったネイルアートが目に付いたとしても(好き嫌いはともかく)悪い気はしなかったハズ。
ですが、「仕事モードの自分」が「受付の女性」に求めるのは、「適切で感じよい応対」。
ネイルアートは、このシーンでの彼女の「役割」には不要なものだから、違和感があるし、悪い印象として残ってしまいがちなのです。

ファッションは自己主張…でもありますが、「相手が自分に求める役割」を外れた部分で主張しても的外れ…マナー違反になりかねません。

…オシャレのし甲斐がないわけじゃないですよ。シャツとか靴とか、物の印象が残らないだけで、それを身につけた自分自身が、「カンジ良かった」という印象を得られれば良いのではないでしょうか。

それを十分わかった上での『ちょっとした違和感』なら、上級テクとしてOKとなることもアリなのがイマドキ(ちょっと前なら、茶髪もピアスも結婚指輪以外のアクセサリーもNGってトコ多かったですし)。まずは基本を押さえてから、少しずつ取り入れてみるのがいいのでは。

「家に帰るまでが遠足」、家に帰るまでは会社員≫

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