能力適性試験面接の場での面接官の質問(2/10話)。 「仕事をしていて楽しいと感じる時は?」 これに対する千夏の答えはこれ。 「それじゃほとんどつまんなくて、時々楽しいみたいじゃない? …仕事はね、自分から楽しむものなんだよ」 これは名言ですね!仕事をする上で最も大切な姿勢だと私は思う。 「楽しむ」という姿勢。 例えば…友人と旅行に行くことになりました。楽しい旅行にしたい。 そう思ったら、何をしますか? インターネットやガイドブックで旅先の情報をゲットする。 行きたい所に無理無く全部行けるようスケジュールを練る。 これを機会にデジカメ買って、旅行先で失敗しないよう練習する。 …他にもいろいろありますよね。 物事をより楽しもうと思えば、それなりに時間も努力も、あるいはスキルも必要です。 ツアーに入ってついていくだけなら、友人にまかせっきりにするなら、 何もしなくたって旅行は楽しめるかもですが、より楽しくする機会を逸していると思える。 仕事だって一緒です。 自分の担当している仕事の内容を把握する。 仕事の内容から、取りかかる順序を考える。 より簡単に正確に処理できるアプリケーションソフトを探してみる。 …なんだか楽しんでるというより、真面目ってカンジですね。ですが、 「真面目にやったって給料同じなんだから、仕事なんて適当にやってればいいのよ」 フィクションの中の、いわゆる『OL』が言いがちなこのセリフ。 こういうセリフを当てられる人は、けっして楽しそうな顔はしてません。 突然備品の棚卸を命じられても(1/7話)、 何の知識も準備もなく『防犯キャンペーン』をやれと言われても(1/10話)、 深夜の夜警を申し渡されても(1/9話)、 「徹底的に楽しもうじゃん?」 と不敵に微笑む千夏のやることは、迷惑なことも多いですが(コメディですしね/笑)けっして自分が担当してる仕事をおろそかにはしていないんです。 では、そんな千夏の属する総務部庶務2課の、普段のお仕事は何かと言えば、 ・郵便物の各部署への配達 ・事務用品等備品の管理、棚卸 ・蛍光管やトイレットペーパーの交換、補充 ・名刺の発注 …等々。 特に千夏は、その長身と体力(笑)から、しょっちゅう脚立を担いで、社内の蛍光灯を取り替えて回ってます。 その姿を見た、陣内孝則演じるベンチャー企業の社長には、 「そんなくだらない仕事が好きなのか?」 なんて言われてます(1/最終話)。 くだらない仕事…。これらは事務職に就いている私も、皆様も担当することが多いお仕事だと思うのですが…。 |