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担当者もそうでない方もチェック! 決算だからって何で?(2ページ目)

3月は決算!という会社も多いはず。担当者として今しておきたいチェックポイントと、担当者じゃなくても知ってて欲しい決算の事…ほんの少しですがご説明いたします。

執筆者:平井 実穂子

【領収書…早く出して下さい!のワケ】

「決算だから、早目に請求書を発行して下さい」
これも多いですね。

3月決算の場合、税務署への申告期限は5月末迄ですが、実際は本社や親会社へ提出する等で、書類作成の締めきりはそれよりず~っと早い場合がほとんどです。
だから、売上の確定と同時に、早目に請求書を集めて、もれなく当期費用を確定する必要があるんです。

同じ理由で。引出しの中や、お財布の奥深くで眠ってる領収書…
さっさと出して下さい(冷)。
普段の月なら「仕方ない」で済む事が、済まない場合もあります。

数字が確定した後に、そんなものを出すと、即座に大魔人化された上、最悪「自腹ね!」と言い渡される可能性は高いです(笑)。
「先月はやってくれたじゃない~」というワケにはいきません。だって決算なんですもん(笑)。心当たりのある人は今のうちに机の中を整理しておいた方がいいかも。

事務担当者も、大魔人化して普段のイメージを壊してしまわないためにも(笑)、できる事から準備しておきましょう。書類を作成している時に気付いても、もう遅い!って事も多いです。
本当に一例にすぎませんが、3月中にやっておきたい事を書いてみますね。

【事務担当者として今しておきたいこと】

・決算マニュアルや通達をよく読む!
最も重要なのがコレ!決算は会社によって手順や、やらなければいけない事がかなり違います。「毎年やってるし~」ってベテランさんも、年に1度の事…ベテランならではの落とし穴があるかも。
これらがあるなら、改めてよ~く読んでおきましょう。

・得意先元帳の残高をチェック!
総勘定元帳の売掛金残高と補助元帳(得意先元帳)の残高は合っているか?古い売掛金は残っていないか?残高確認書発行に備えて、住所のわからない得意先はないか?毎月ちゃんとやってるから大丈夫!…かもしれませんが特に慎重に!
また、期中に回収できる可能性のあるものは、担当者に連絡して早期回収に努めるのも大事ですよ。

・仕入先元帳の残高・請求書もチェック!
総勘定元帳の買掛金残高と補助元帳(仕入先元帳)の残高は合っているか?支払いもれがあれば、期中に支払い手続きをしましょう。
特に今年は末日が土日で、銀行業務はお休みです。気をつけて!

・未清算をチェック!

出張から帰っているのに仮払いの精算を出してない社員はいないか?
「仮払金」や「立替金」の残高を調べて、すみやかに精算させましょう。
また、「預り金」や「前受金」「前払金」等、来期まで残さなければいけないものなのか?精算できないものはないか?検討してみましょう。

他にもいろいろありますが、決算は担当者のみで出来るものではない
というのが、私の実感です。
自分の会社が何月決算なのかを、知らない社員って意外に多い気がしますし、「決算なんだ!」って事を今のうちに大いにアピールして、協力して貰いましょうね。私からも…よろしくお願いいたしますm(__)m

この記事は、できるだけわかりやすくご説明させていただくために、割愛している部分や、表現が正確でない部分もございます。どうぞご了承下さい。

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