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身近であってはイケナイけれど…労災のお話…後編です オフィスで流血!…どうするの?(4ページ目)

いざという時慌てないための、身近(?)な労災のお話。後編は具体的な手続きについて、提出書類の画像付きでご説明いたします。

執筆者:平井 実穂子

労災の申請は、怪我をした本人がするもので、会社はその内容を証明するわけですから、「コレって労災かも」と思ったら、自分で書類を用意してもいいのです。
ここでは怪我をした自分が、書類を用意する手順を説明しますね。

【病院で確認しておく事】

窓口で「業務上の傷病(労災使用)」であることを伝えます。健康保険証は不要です。
どの病院に行ってもいいのですが、後の手続きが楽なのは、
労災指定病院です。
なぜかというと、労災指定病院以外では、自分が治療費を一旦立て替えて、後で返してもらう事となるからです。
外科は指定となっている場合が多いですが、窓口で必ず聞いておきましょう。

【労災指定病院の場合】

必要な書類は、【療養補償給付たる療養の給付請求書】
提出先は、病院です。
治療にかかるお金をこの時支払う必要はありません。
病院が所轄の労働基準監督署に提出し、かかった費用も病院に直接支払われるからです。
用紙は、まずは病院で貰えるかどうか聞き、なければ会社の事務担当者に申し出てみましょう。

→用紙の書き方と見本はこちらから。

【労災指定病院でない場合】

必要な書類は、【療養補償給付たる療養の費用請求書】
提出先は、所轄の労働基準監督署です。
この場合治療費は、一旦病院に全額支払い、請求、認定後自分の銀行口座に振込で返してもらう事になります。

→用紙の書き方と見本はこちらから。

【記入の際の注意事項】

○会社の印が必要です。用意した書類が正しいか、会社に証明してもらわなければ労災と認められません。勝手に提出できるわけではないのです。
○書類は複写ではありませんので、会社の印を貰った時点でコピーを取っておきましょう。内容について自分に問い合わせがある場合があります。


出来ればしないでおきたい手続きですが、もしも発生してしまったら…
その時この記事を、思い出していただければ幸いです。




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