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ガイド宮下の社会福祉士国家試験受験体験記(3ページ目)

2006年1月29日、ガイド宮下、社会福祉士国家試験を受けてまいりました。いやもう、すごい人! すごい難しい問題! すごい混んでるトイレ! 初体験の国家試験はびっくりの連続でした。その体験をまとめました。

執筆者:宮下 公美子


いざ試験開始!

注意事項の説明が終わり、マークシートが配られ、続いて試験問題が配られます。問題を1ページ開くと、マークシートについての説明があり、マークシートに名前と性別、受験番号を書き込み、マークします。

そして、いざ、試験開始。開始になると、試験官から試験問題の訂正個所が発表されました。試験問題の訂正は午前も午後もありました。何だか落ち着かなくてイヤでしたね~。試験官が「居宅~」という訂正個所を間違えて「いたく~」と読むもので、みんな何となくざわざわしてました。試験官、学生のアルバイトぽかったなぁ。

午前の試験は、社会福祉原論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、心理学、社会学、法学、医学一般の各10問8科目。8科目もあれば、当然、中には苦手科目もあるわけで、できなくても頭をパッパッと切り換えていかないと、とてもこなせません。

友人の中には、難問揃いと言われる社会福祉原論と社会保障論は後回しにし、うしろから(医学一般から)やったと言っていた人も。それも一つの手かも。私はマークミスが怖いので頭からやったけれど(自分を信じてない)。今年は(なのか、私にとっては、なのか……)特に社会福祉原論が難しく、考え込んでしまったので、1問1分強のペースで解こうと思っていたのに、原論が終わった時点でもう10時20分近く! 次の社会保障論でもかなり引っかかり、ここでもかなり時間をつかいましたね~。

しかし焦りは禁物、と思い、頭を切り換え、マーク漏れ、マークミスはしないよう気を付けて解いていきました。あとでもう一度見直したい問題には「?」を書き込むのも忘れずに。見直したところで、わからない問題も多かったけど。全問終わって見直しに取れた時間は10分強。統一模試の時は20分以上見直しをしたから、本試験ではずいぶん悩んだということ。冷や汗の連続で、まったく眠気が起きませんでしたよ。

1月、過去問題と模擬問題の繰り返しで勉強してきた私にとって、今年の問題は、これまでよりかなり掘り下げた問題、特定の法律を詳しく問う問題がいくつも出され、かなり戸惑いました。人名とその説を問う問題は、まったく知らない名前が出てきて、お手上げ。そういう意味では、勉強不足で記憶が定かでなくわからない、というより、ここまでで充分と思っていた知識レベルより深い質問が多かったので、これでは仕方がないとあきらめがついた部分もあります。

全般的に、午前中の問題は難しく、午後の専門科目、老人福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、社会福祉援助技術論、介護概論は少しはラクだったように思いました。特に難しかったのは、しつこいようですが社会福祉原論。最初から4連発ぐらいでわからない問題が続き、思いっきり冷や汗。血が引いていくのを感じましたもん。ちょっと泣きそうだったなぁ。。。

午後は、老人福祉論、障害者福祉論、児童福祉論は、やはり、う~ん、と悩む問題がけっこうありました。つづく、社会福祉援助技術論で、ようやく例年に近い問題と巡り会った、という気持ちに。それでも、午後は15分強、時間が余ったので、事例問題を中心に見直しができました。

それにしても、午前も午後も、途中退出する人が何人もいたけれど、なんでそんなに早くできるかなぁ? それとも、解答速報を作る専門学校の問題確保担当の人なのか? 私はまだ全然終わらなくて、ウンウンうなっていたので、とても不思議でした。

>>>次は「昼休みは散歩!」
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