通信講座はどう選ぶか
振り返れば、私自身はいい講座を受講できたなぁと思っています。受講生仲間も熱心でいい方が多かったし。スクーリングの内容も満足のいくものだったし、レポートも(C評価にはムッとしたけど)勉強になったので。では、自分の経験を踏まえて、どういう観点から講座を選んだらいいか、そのポイントを紹介してみます。●講座期間で選ぶ
私が受けたのは4月開講で翌年9月末修了という、1年半の講座。
このほかに、4月開講で翌々年の3月修了という2年間の講座もあります。
3月修了のある講座は、2年目のスクーリングが国家試験が翌月に迫った12月だったそう。直前に思い切りお尻をたたく、という意図があっての12月スクーリングだったとか。
でも、私はやはり8月スクーリング、9月修了でよかったと思いました。8月のスクーリングで勉強をする気分になってきて、そのまま受験勉強体制に徐々に入れたので。といっても入ったばかりですが(汗)。お尻に火がついて勉強しはじめた今の気分だと、12月に2週間のスクーリングが残っていると、結構ヘビーな気がします。その間、マイペースで追い込みたいかも。これは人それぞれかもしれませんけどね。
●スクーリングの場所、時期で選ぶ
これは当然ですね。まったく通えそうもない、泊まりがけでも行く気にならない場所でスクーリングをやっている講座を選んではいけません。時期についても同じ。特に現職の方は、スクーリングは7日間が年1回ずつ×2(講座によっては4日間が年2回×2のところなども)、さらに実習免除でない現職の方は実習2週間もあります。
スクーリング時期は受講生には選べないので、事前にしっかり確認してください。1年目は休んだ科目は翌年再履修です。2年目は1日でも休んでしまうと再履修はできないので、即、留年が決まってしまいます。実習期間はある程度希望が通りますが、期間を優先させると実習先は選びにくくなります。障害者施設を希望しても、高齢者施設しか日程的に無理、ということがあるので、よく考えて。
●講師で選ぶ
講師のライナップは募集要項に書かれていると思うので、講師の充実度で講座を選ぶのもいいかもしれません。充実度、といっても判断が難しいかもしれませんが、少なくとも1~2人は、国家試験の試験委員の先生がいる方がいい気がします。その年の国家試験についての具体的な話はしてもらえませんが、スクーリングの内容は国家試験に沿ったものになるかもしれません。
某N学園はそうそうたる講師がそろっているというウワサ。でも、私は授業は聞いたことがないので、実際のところは何とも言えませんが。私が受けた講座は、いい講師もいればそれなりの方もいる、と結構ばらつきがありました。
また、名が通った先生が必ずしもいい講義をする、とも言いきれない気もします。
●実習先の充実度で選ぶ
私と同じ講座受講生で児童福祉施設を希望していたある方は、一度OKが出ていた施設が急に実習不可になり、他に実習生を受け入れてくれる児童福祉施設がなくて、泣く泣く障害者施設で実習をしていました。
もともと、この講座は児童関係の実習先が少なかったので、こういうことが起きてしまったのでした。どうしても児童、どうしても障害者、など、実習先に強い希望がある場合は、事前にどんなところがあるのか問い合わせてみたほうがいいかもしれません。受講しはじめてから、希望どおりの実習先がないとわかったら悲しいですから。
●学校のバックアップ体制で選ぶ
私が受講した講座は、まだ社会福祉士講座の歴史が浅い学校でした。そのせいか、受講生にとても親切。提出物が期限までに届いていないと、「まだ届いていませんが、どうなっていますか?」と電話がかかってきたりしたそうです(レポートは遅れてもかかってこないと思いますが)。
某C学院は、提出物が遅れると、それだけでアウト! 自己責任ということで、フォローはしてくれないそうです。それが当然といえば当然ですが、ボーっとしている私など、やさしい学校でよかったかな、と思ったりして。
歴史がある学校ほど、当然ですが規律は厳しくなります。歴史が浅いところは、実績を上げようとして親切丁寧になのではないでしょうか(中高一貫教育の私立みたいなものです)。
また、社会福祉士受験生向けの掲示板(下記参照)でこの講座はどう?というように、問いかけてみると、答えてもらえるかもしれません。
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早いところでは、12月ごろから1次募集が始まるのではないかと思います。選考は、小論文と書類というところがほとんど。受講を希望する方は、早めに募集要項を請求して、提出書類を揃えましょう。大学などの卒業証明書もいりますよ~。
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