体力に自信があるなら
「訪問入浴のヘルパー」を
在宅の高齢者や障害者の家に組立式の浴槽を持ち込み、1時間前後で入浴を提供する「訪問入浴」。たいていは3人1組で1日5,6件を訪問しますが、利用者の血圧や体温をチェックする看護師以外の2人は、介護保険制度上、介護系の資格はいりません。浴槽の組み立てや車の運転、車に搭載した湯沸かし器の操作をするオペレーター(男性が多い)は、普通自動車の運転免許さえあればOK。浴槽組み立てを手伝ったり、利用者の体を洗ったりする入浴ヘルパーは、何の資格もなくても制度上はOKです。
エレベーターのないアパートの利用者宅に階段を使って浴そうを運ぶこともありますし、1日5,6件を回ることから体力的にややハードで、息切れしてしまう人も。そんなこともあり、随時募集していることが多い仕事。つまり求人ニーズは高いです。
中には、無資格の間は入浴ヘルパーで働きながら、夜、自社が運営しているヘルパー養成講座に通うことで資格を取らせてくれる、という事業者も。最近はサービス向上、信頼性向上を図るため、ホームヘルパー2級以上、という資格要件を付ける事業者が増えてきていることも、その背景にはあるようです。資格を取れたら、希望に応じて訪問介護の事業部に移れる事業者もあるようです。
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