さまざまなフードサービスの現場ですすむ地産地消
東京慈恵会医科大学附属第三病院、栄養部。院内や近隣の農産物を使い、食事を通して季節の移り変わりを患者様に届けたい |
そのほかの取り組みでは、東京慈恵会医科大学附属第三病院、栄養部(東京都狛江市)が、病院敷地内の夏みかんや梅、ぎんなんなどを使った食事の提供を始めました。また近隣の調布市、狛江市の農家から納入した食材を使い、食事を提供する計画を進めています。土地の食材を使ったことをメッセージカードに書き、食事に添えて提供するもの。
奈良県で農業と給食の連携をコーディネーターとして推進している、オフィスシンセニアン代表の勝本吉伸さんは、「納入された食材の形や品質などが希望していたものと異なる場合は、栄養士さんから遠慮のない意見を聞きたい。意見を交換したり感想をフィードバックすることで、品質向上や生産者のモチベーションアップに結びつき、お互いのためになる。」と話していました。
学校給食、社員食堂、病院以外でも、高齢者施設、保育園、弁当店、レストランなどさまざまなフードサービス現場の栄養士に、地域は協力を求めていると思います。栄養士側が主体となって市に相談することも可能。また安定した地場産物の供給、地場産物を得るのが難しい地域など、地産地消を進めるには課題があります。それらのコーディネーターとしても、栄養士は大いに活躍できるでしょう。
■関連情報
・東京慈恵会医科大学附属第三病院
・旬の農産物と食文化・フードヴォヤージュ
■関連記事
・味覚の授業、スローフード…海外発の食育
・むかしの食育から学んで今の食育へ
■おすすめ栄養士情報リンク
・食育・スポーツ栄養学に関するリンク集
・食情報・レシピ・調理に関するリンク集
■こちらの栄養士・管理栄養士記事もどうぞ!
・あなたに向く栄養士・管理栄養士の仕事診断
・栄養士に必須のスキル PCを身に付けよう!
・メタボ対策の保健指導開始で栄養士大活躍!
・人気の食スタイル マクロビオティック!
・マクロビオティックの陰と陽とは?
■メールマガジン登録
記事の最新情報を月2回お届けしています。ご登録はこちらからどうぞ!