理想と現実をうまく折り合わせてほしい
ケアマネジャーをもっと採用したいと思っているんですけど、なかなか難しいですね。応募が少ないということもあるし、採用しても気に入らないとすぐ辞めてしまうもので……。特に、ケアマネジャー初心者の人は、理想に燃えてやってきて、理想と違うとなると、ポキンと枝が折れるように「私がやりたかったケアマネジメントはこんなことじゃない」なんて言って辞めてしまう。そんなことを言ってたら、どこに行っても長続きしないような気がするのですが……。でも、当社としても、変な誤解がないよう、今は面接に時間をかけ、現職のケアマネジャーにも会わせて、現場の実状を直接聞いてもらうようにしています。納得した上で入社してもらわないと、お互い不幸ですからね。ほしい人材は、人あたりがソフトでコミュニケーション能力の高い人。面接での相づちの打ち方なんかで、コミュニケーション能力が高いかどうかはわかりますよ。(複合介護サービス事業者)縦割り組織の会社には要注意
うちの会社はね、けっこう定着率が高いですよ。他の事業者さんからの転職組も多いです。そういう人に、なんでうちに来たの? と聞くと、前の会社はやりたいことができないから、なんて言う。たとえば、訪問入浴をずっとやってきたけど、訪問介護の事業部に移ってヘルパーをやりたいと言っても、縦割り組織で移れないらしい。そういうケースはいくつか聞きましたね。うちは、希望はできるだけ聞くようにしています。もちろん、全部聞けるわけじゃないし、希望ばっかり言われても困るけどね。面接で見ているのは、熱意が感じられるかということ、それに私自身が要介護者だとしたら、安心して話せる人か、一緒にいて和める人か、ということ。介護技術よりはハート重視です。技術は後からいくらでも身につけられますからね。(複合介護サービス事業者)
【「介護・福祉業界の採用担当者は語る」シリーズ】
●第2弾「採用の場面では、ここを見る! 」
●第3弾「この職種の採用ポイントはココ!」
とりあえず、今回は4人の採用担当者の声を紹介しました。いかがでしたか? もっといろいろ聞いてみたい! と思った方は、
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へ、「もっと聞かせて」の一言でもいいので、ぜひメールくださ~い!
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みなさんのご要望を聞きながら、次々、いろんな声を紹介します!