介護・福祉業界で働く・転職する/栄養士・管理栄養士の仕事

キレイな栄養士を育てる! 教育・研究の仕事(2ページ目)

栄養士・管理栄養士をキレイにしたいというお考えで教育・研究の仕事をされている野田艶子さんに、どのようにして仕事についたのか、今後の活動などについてお話をうかがいました。

執筆者:大石 淳子

研究について

肌水分と食生活の関係
肌水分を計測して食生活との関連を研究されている。
ガイド:
最近はどのような研究をしているのですか?

野田さん:
食生活とお肌の関係を研究しています。生活習慣・食生活のアンケート調査、肌水分の測定などから関連性を研究します。また骨密度との関係、体脂肪との関連、食品の摂取頻度との関連などより検討しています。

ガイド:
なぜお肌と食生活の研究をされるようになったのでしょう? またその研究を取り入れた授業を受けて、学生の反応はいかがですか?

野田さん:
栄養士は食べ物を預かる仕事であるのと同時に、対人サービス業です。職場でも少人数の職種なので人に見られることが多いはずです。ですから栄養士は健康モデルの見本にならなければならないと思うのですが、自分をあまりかまわない人が多いように感じ、学生のうちに意識を高めてキレイになって卒業してもらいたいと願うようになったのです。

1年生のときからそのような意識を持たせますから、4年生になって卒業するころには、学生は健康と美肌を手に入れ意欲的になりましたし、喜んでいます。肌をきれいにすることを意識すると、それが動機となって変化が全体におよびます。

ガイド:
担当している卒業論文では学生はどのようなテーマで研究しているのですか? いくつか教えてください。

野田さん:
肌の保水性と生活習慣、美と健康の意識と実態、生活習慣と女性ホルモンとの関連、アレルギー改善のための献立作成の検討、適正栄養素の入る昼食弁当箱の検討、外食弁当に適正栄養素量の工夫、朝食摂取状況とBMI、お米の摂取状況とBMIなどがあります。


次のページでは教育・研究の仕事のやりがいについてうかがいます!
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