介護・福祉業界で働く・転職する/介護・福祉業界の転職ノウハウ

経験者の転職成功談、失敗談(4ページ目)

転職の動機は? 転職してよかったと思っている? 給与は上がったの下がったの? そんな誰もが感じる疑問への答えを、転職経験者の声から探ってみよう。20人の声、一挙公開!

執筆者:宮下 公美子

●転職、一言アドバイス
 面接では、変なことを聞いて断られたらどうしようと思ったけれど、給与や勤務体制など、最低限知っておきたい条件は、きちんと確認すべき。採用するしないは会社が決めることだけど、働く働かないは、自分が決めることだから。(老人保健施設・介護職→民間事業所・ケアマネジャー)

 同じケアマネジャーでも、職場によって仕事内容が違うことに注意。在宅介護支援センターだと、ケアマネジャーの仕事はケアマネジメントだけでなく、行政からの委託で高齢者の介護予防や自立支援なども行うことになる。そういう仕事を通していろいろなケースを見られるのは、とても勉強になるけど、ケアマネジメントに専念したい人には不満かも。(民間事業所・ケアマネジャー→在宅介護支援センター・ケアマネジャー)

 施設で働くなら、入職前にボランティアをするべき。入所者とゆっくり話をする時間がないほど、仕事に追われている施設もあるし、同僚となる人たちの人柄、介護に対する考え方、施設全体の持っているムードなど、面接だけではわからないことがいろいろ見えてくるから。
(医療機器・営業→民間有料老人ホーム・介護職)

 介護の業界は、まだまだ雇用契約についての意識が遅れていて、ルーズなところがあるので要注意。たとえば、面接に行ってみたら、給与が求人広告に描いてある額より低かったり、常勤で募集していると書いてあったのに、実は非常勤なんだよね、と言われたり。面接で確認するだけでなく、書面でもらうようにした方が安心。(メーカー・営業→特別養護老人ホーム・介護職)

 転職の時、面接を受けたのは本社。採用が決まると、自宅に近いステーションに配属になる仕組み。だから、入社後、出社するとき初めて、どこにステーションがあり、どんな上司、同僚と働くのかを初めて知ったというわけ。幸い、私の配属になったステーションはいい人ばかりだったけど、あとから思うと、見学にぐらい行ってから入社を決めるべきだったかなと。本社一括採用の場合は気をつけて。(流通・事務職→民間事業所・ホームヘルパー)
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