プライスウォーターハウスクーパースって? IBMになったのでは?
ここで、するどい方は、実はもう1つプライスウォーターハウスクーパースがあったことに覚えているかもしれません。これは、IBM傘下になり、IBMビジネスコンサルティングとなったプライスウォーターハウスクーパースのことです。同じような名前のものがいくつもあり、非常に分かりにくい……と思われるのもごもっともです。PwCアドバイザリーは、IBMに買収されたプライスウォーターハウスクーパースとはまったく別の組織。今回のPwCアドバイザリーは元々は、PwCフィナンシャル・アドバイザリー・サービスというところが前身です。元々は、企業のM&Aなどの際の財務アドバイザリーを行う会社だったのですが、ビジネスコンサルティング部門を拡充し、現在は財務アドバイザリーに加え、戦略・業務プロセス・ITなどのコンサルティングサービスを提供しています。
今後のベリングポイントは?
今回のPWC傘下への移行は、およそ歓迎ムードで迎えられていると聞いています。人材の流出も少なくPwCアドバイザリーとの統合で、1600名を要する総合コンサルティング組織が形成される予定とされています。変化の激しいコンサルティング業界ですが、ひきつづき各社の動きに注目していきたいところです。