結果だけ残してもコンサルティングではない
コンサルティングも結果主義といわれていますが、決して結果だけを残せばいいということの結果主義ではありません。医者が出した薬を理解せず飲んでその場は直ったとしても、患者自身が考えて解決したわけでもないし、それでは患者が成長しませんし、もしそのような医療があれば問題があると思います。企業においても同じで、いくらコンサルタントがこれがいいと思って、最新の解決策やシステムを導入をすすめても、顧客企業の当事者が自分の問題と捉えて、主体的に考えて取り組んでいかないと、やっぱりダメなのです。
失敗するシステム導入や、使われないシステムなどはこのパターンであることも少なくないのです。
企業とコンサルタントがお互いに問題点を共有しながら、共同で解決策を考えていく。合意を形成しながら、最終的には、彼ら自身が自ら改革することをリードし、裏方でお手伝いするというのが、コンサルタントなり、医者の役割です。
記事内での表現に関して、一部の方に対してご不快な点を与えてしまう
という指摘を受けました。関係者の方にはお詫び申し上げると共に、2007年3月20日に訂正させていただきました。