コンサルタントの仕事内容はイメージできていますか?ITプロジェクトの進み方とコンサルタントの役割について解説した第2回です。
この記事は、コンサルタントの仕事内容がイメージしずらいという方むけに、私なりに仕事内容を解説してみたものです。
モチーフとなっているのはIT導入のコンサルティングです。たとえば、「コンサルのプロジェクト事例に迫る」で扱っているような、全社的なSCM改革を行い、需要予測の精度と調整周期をきめ細かいものにし、商品の売れ残りを減らす、というようなテーマで、最終的にはERPを導入するといったケースを想定しています。
このようなプロジェクトでは、だいたいつぎの4つのフェーズにわかれるのが一般的です。
企画・戦略フェーズ → 業務設計フェーズ → システム構築・導入フェーズ → 定着フェーズ
前回の記事「SCM改革プロジェクトはこう進む」では上の4つのフェーズの中から「企画・戦略フェーズ」を解説しました。今回は、業務設計フェーズについて、コンサルタントの仕事内容を追ってみます。
※以下の記述は一般的なプロジェクトの進め方の例示です。必ずしもすべての会社で次のようなアプローチを取っているわけではありませんので、あらかじめご承知おきください。