コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

コンサル就職・転職 理系の落とし穴

すごく頭が良くて何事も的確な指摘をするひとが、コンサルではいつも不採用・・頭がよい人にありがちな落とし穴についてお話します。また、経営・経済学部系の落とし穴も。

執筆者:大石 哲之

コンサル新卒入社のメリット・デメリット」に引き続きまして、新卒・第2新卒の方がコンサルタントを目指す場合に抱かれる疑問について、1つひとつ回答をしていきたいとおもいます。

今回は、理系の方が陥る落とし穴、経営・経済学部の方が陥る落とし穴について、すこしばかり掘り下げて見たいと思います。

【第2新卒について】
中途の方でも、社会人経験1~3年程度というのは、第2新卒というカテゴリに入り、新卒の人と採用やキャリアの考え方は一緒です。

理系の方のコンサルタント就職

理系ですか?
それは、逆に有利です。

ハードウェアエンジニアですか?
大前研一氏は、マッキンゼーに移る前、原子炉の設計技術者だったことは、みなさんもご存じだと思います。

理系の人は、コンサルタントに向いているとよくいわれます。これはなぜでしょうか?

理系の人が、研究過程で行う一連のプロセスは、コンサルタントが問題解決を行うときのプロセスと一緒だからです。まず、「こうだろうという仮説」をたててみて、それを実証するには「どういう実験をすればいいかを計画」して、「実際に実験」をしてみてデータをあつめ、集めたデータを「分析」をしてそのデータから「結論」を出す。

コンサルティングの場合は、「経営上の問題点の仮説」をつくり「それを実証するためのインタビューやアンケート・市場データなどのリサーチ計画」をたてし、「それを実際にリサーチ」してしらべて、得られた結果を「分析」して、「経営改善策」を出す。

まったく一緒ですよね。対象が自然か、ビジネスか、それだけの違いです。
ですから、この手のプロセスになれている理系の人材は、コンサルティングの仕事にすぐに馴染めると思います。
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