コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

上流から下流へ コンサル会社の戦略(3ページ目)

新たなるビジネスチャンスや新たな収益源を探しに下流に進出するコンサル会社とその理由を解説します。

執筆者:大石 哲之

せっかくいいポジションにいるのに・・

コンサルタント会社は、会社に対して「上流」から入り込むことができます。つまり社長や経営者にたいして直接ものをいい、直接提案し、対等に話をするということができる立場を貫いてきたわけです。

経営者から直接信頼されるポジションにいながら、コンサルティングだけして、後のシステム構築や保守というところは他の業者に渡してしまう・・・これは勿体ない。そう考えるのは当然だといえます。

もちろん、下流に行けばいくほど、利益率自体は落ちてきます。SIや保守自体がべらぼうに儲かるというものではありません。ただ、受注金額自体が大きいので、利益率がコンサルよりすくなくても、利益の絶対額では大きくなるわけです。

1億円のプロジェクトで5000万円儲けるのもいいが、10億円のプロジェクトで2億円儲けるほうが、利益額は大きい。そんなところでしょうか。
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