知識のレベル
一番上が、「知識」のレベル。内容としては、業界知識、経営知識、語学知識といった、知識に属するものです。特徴としては、後から暗記や経験を積むことで獲得できる分野です。資格試験勉強や、受験勉強が「知識」をつけるの最たるものでしょうか。世間的には、こういう「知識」も含めて、「頭がいい」と呼んでいるような気がします。もちろん知識だけではだめで、多少の思考力も求められるのですが。
思考力のレベル
真ん中のボックスが、「思考力」のレベル。これは、論理的思考力や、数量センス(数値を処理したり、定量的にものを考える能力)、抽象化能力(物をグループ分けする、名前を付ける、など)といったところが、この範囲です。基本的に訓練次第で能力アップがはかれる後天的な能力です。一部、抽象化能力などについては、人によって生まれつきのものがあるようです(ちょっとくわしく分かりませんが)。コンサル、コンサル、といったときには、問われるのは主にここの領域ですよね。才能のレベル
一番下のボックスは「才能」のレベルで、これはセンスであったり、直感であったり、ヒラメキや芸術的創造性、物を見る視点のユニークさ、それから、頭の回転のはやさというか、シナプスが次々とつながって、思考のスピードが速いという、そういう感じです。ここは、もう天性のものというか、先天的なもので、なかなかあとから身につけるのはむずかしいものも含まれています。ただ、物をみる視点や切り口といった部分は、経験を積むことで研ぎ澄まされる部分もあります。その部分は、才能の領域なのでしょうが、後から訓練で延びるという意味では思考力の部分に近いということもいえます。