コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサル思考で実現 北京でメダル2倍の方法 3

「北京でメダル2倍シリーズ」の最終回です。今回は、メダルが2倍にならない場合のお話や、面接のキモについても書いちゃいます。

執筆者:大石 哲之

北京オリンピックでメダル2倍の方法

前回の記事にひきつづき、「北京でメダルを2倍にする方法」について考えます。

●記事バックナンバー:まだお読みでないかたは(1)よりお読みください。
北京でメダルを2倍にする方法 シリーズ(1)
北京でメダルを2倍にする方法 シリーズ(2)

前回までの議論で、大筋の戦略がわかりました。



ここからが、アクションプランです。ここから、具体的な策を考えます。この段階になって具体的な話をするわけです。

(1)「メダル確実競技」「メダルかも競技」にて、階級増や、競技新設を狙う策
一番可能性がありそうなのは、女子レスリングで階級を増やし、さらにグレコローマンスタイルの導入が有効そうです。これにより競技数は4~8増え、そのうちアテネ同様の活躍を選手がしたとすると3~6個のメダル増になります。

(2)「メダルかも競技」での選手強化策
体操やシンクロのルールをうまいこと改正して日本有利にできそうです。奇抜なアイデアとしての審判買収やドーピングもこの文脈に入ってくるのでしょうか。

(3)将来を視野に入れ「強化対象競技」への布石を打つ
これはなんでしょうか。マウンテンバイク?ちょっと知識がないので、わからないのですが、何かあるはずです。

ここの段階になったらアイデア勝負です。実現可能で面白いアイデアがでればしめたものです。むしろここからは、コンサルタントではなく、現場の人=オリンピック関係者に聞いた方がいろいろアイデアが出るかも知れません。

最終アウトプットとしては、メダル増への施策の一覧、それぞれにかかる費用、優先順位、さらにそれぞれの施策を行った場合のメダル期待値を書くという感じでしょうか。期待値の合計が、アテネの2倍になっていれば、たいしたものです。

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