コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサル思考で実現 北京でメダル2倍の方法 3(3ページ目)

「北京でメダル2倍シリーズ」の最終回です。今回は、メダルが2倍にならない場合のお話や、面接のキモについても書いちゃいます。

執筆者:大石 哲之

面接のときは

面接対策ということで、書いてみましたが、参考になりましたでしょうか。面接でのお話をもうちょっとしましょう。

このようなケーススタディの練習をしますと、必ず「専門知識」でツッコミをいれるひとがいます。ノルディック複合は競技人口が多いから「メダル確実競技」ではないとか。シンクロは実は競技人口が少ないとか。情報としてはありがたいです。

しかし面接では逆効果。重箱の隅を突っつくような指摘をして「こんな初歩的なことがわからないようでは・・」と全体の枠組みや議論をどこかに追いやってしまうような、くらーい雰囲気を醸し出す人がいるのです。

本人は、俺は知識があるぞ、ということでポイントを稼いだと思っているのですが、面接官からら見れば「大局を理解できないひと」ということで、マイナス100点です。

面接官は、専門知識の有無を問うているのではないのです。面接官は、そのひとがどのように物事を考えるかという筋道をみているのです。筋道を立てるのがコンサルタントの仕事ですから。そこを勘違いしている人は、まず落ちます。

個々の事象の細かいこと(シンクロの競技人口うんぬん)といったことは、あとで調べたり、専門家に聞いてみればなんとかなります。だから、面接の場ではそれが間違っていても別に構わないのです。

この「何々で2倍」というのは、いろいろ応用がききます。

「七味唐辛子の消費量を2倍にするには?」
「牛肉の消費量を2倍にするには?」
「日本人のアカデミー賞を2倍にするには?」
「日本のチェス人口を2倍にするには?」

いくらでもケースを作ることができると思いますので、昼休みにでも同僚と練習してみて下さい。
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