コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサル思考で実現 北京でメダル2倍の方法 2(4ページ目)

「北京でメダル2倍」のシリーズ2回目は、具体的にこの問題にどう答えたらいいか、ひとつの模範解答を提示します。あなたはコンサル思考でアプローチできましたか?

執筆者:大石 哲之

ここまでくれば、多少は結論めいたものが出せそうです。

さて、いままでの議論を組み合わせてみます。有効な策というのは限られてきます。どこに力を入れるべきか、だいたいの方向性が見えてきました。

(1)「メダル確実競技」「メダルかも競技」にて、階級増や、競技新設を狙う。
(2)「メダルかも競技」での「選手強化」。
(3)将来を視野に入れ「強化対象競技」への布石を打つ。

この3本柱ではないかと思います。他の戦略もあると思いますが、優先順位を付けるとするとこれになるのではないでしょうか。



オリンピックの競技構造と、日本の選手層からみて、戦略的にどこにメダル機会があるかが評価をしてきました。これが基本的な戦略になります。

「考え方を考える」というのは、このように、問題の構造を明らかにして、評価の軸や、結論をだすための枠組みを作ることです。

この過程を経ることで、「どうしてその方法がベストなの?」「他に方法はないの?」
という疑問に対して強くなることができます。

さらに続きがありますが、文字数オーバーになってしまったので、次回掲載します。つぎはまとめです。

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