コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサル思考で実現 北京でメダル2倍の方法 2(2ページ目)

「北京でメダル2倍」のシリーズ2回目は、具体的にこの問題にどう答えたらいいか、ひとつの模範解答を提示します。あなたはコンサル思考でアプローチできましたか?

執筆者:大石 哲之

メダル対象種目増


メダル増 = 【メダル対象種目増】×【選手の活躍=メダル取得増】

と定義しましたが、【メダル対象種目増】はどのような考え方がありますか?これには2つのアプローチがあります。競技自体の新設と、競技内での階級の新設です。競技自体の新設は、剣道を新しい競技を認めてもらうといったようなことです。

競技内での階級新設というのは、体重別に区分されている競技(例えば柔道)などで、新しい階級を増やすということです。女子レスリングのグレコローマンスタイル新設もこの範疇でしょうか。

たとえば、
・剣道をオリンピック競技にする
・女子レスリングで、男子同様グレコローマン級を導入=4競技増
・柔道でさらに細分化=1競技増
・競泳を身長別で3クラス制に→水泳が一気に競技数3倍

すべての競技をあらってみて、競技を増やす機会がありそうなものを評価します。さらに、その実現可能性も評価します。

これを、【競技増でのメダル獲得機会】などの資料にします。これを見れば、どの分野で競技を増やす機会があり、どれが実現可能性があるか、一目瞭然というわけです。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます