ニューヨーク在住。留学事情、留学経験者の就職事情に精通。 |
国際化が進み、語学留学、学部留学と海外へ留学する人数は年々増えています。
企業は留学経験者をどのようにとらえているのでしょうか?企業が留学経験者に求めているものは?反対に留学経験がマイナスとなってしまうこともあるとしたら・・・
ニューヨークに拠点をもち、留学事情、留学生の就職事情に詳しいディスコインターナショナル社の奥村倫也氏に、留学経験者の就職事情についてお話を伺いました。
<異文化の中で学んだ経験と気概、潜在能力を高く評価>(1ページ目)
<企業が期待しているのは語学力ではない?!>(2ページ目)
<留学経験がデメリットにもなる?>(3ページ目)
<留学経験をどうやってウリにするか>(4ページ目)
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異文化の中で学んだ経験と気概、潜在能力を高く評価
企業での厳選採用の流れは、単なる採用人員抑制から、将来の中枢を担う少数の「コア人材」採用に絞った、より厳格な意味での厳選採用に変化しています。
企業が若手コア社員に求める具体的な能力としては、「問題発見能力と問題解決能力」「担当分野に関する専門知識と業務処理能力」「新しいアイディア及び創造力」など。 その中で留学生は語学力・国際コミュニケーション能力などに加え、専門分野での高い知識・能力・旺盛な好奇心や行動力などが評価されています。 単に留学生だからということで期待が高まっているわけではなく、本来的にもっているであろう、その素質に注目が集まっているといえます。