外資で働く・転職する/外資への転職ノウハウ

転職コンサルタントが語る「転職の現実」Vol.2 本当に転職してもいい?(4ページ目)

転職の際には多くのことを決断しなくてはいけません。本当に今の会社を辞めてもいいのか、どこの会社に決めるのか・・・人材紹介会社13社のコンサルタントに転職に失敗しないためのポイントを教えてもらいました。

執筆者:柏木 梨花

<回答>
ディスコキャリアコンサルタンツ
取締役 綿井 伸さん

迷ったときに立ち返れるポイントをつくる

まず、転職理由を明確にしてください。転職を考えているということは、今の環境で何かしらの問題があるからだと思いますが、その問題点が何なのか、何を解決するべきなのか、今の環境で本当に解決できないのか、をクリアにしてください。そもそもなぜ転職活動を始めたのか、その動機ですね。転職活動をする中でいろいろと迷う場面もあると思いますが、迷ったら、このポイントに立ち返る。戻るポイントをはっきりさせるためにも、最初の段階できちんと考えておくことが必要です。



マンパワー
世界67カ国・地域にまたがるグローバルなネットワークをもつ国際ブランド。海外法人との情報交換も活発なので、海外求人情報がはいってくることもあります。

<回答>
マンパワー・ジャパン
キャリアサーチパワー本部 シニアコンサルタント 伊藤純代さん

ネームバリューで選ぶと失敗することも

企業をネームバリューで選ぶと失敗するケースが多いですね。何故転職をしたいのか、理由を明確にして、自分がやりたいことを中心に選ぶといいでしょう。会社を辞めようと思ったときはきちんと転職理由をわかっていても、有名企業の安心感や待遇に惹かれてしまって本来の目的を見失ってしまうことも往々にしてあります。転職をしたのはいいけれど、もともと希望していたことは叶えられていなかった、では無駄な転職となってしまいます。
また、企業情報をしっかり集めてください。中には1回の面接で採用が決まるケースもありますが、できれば企業にお願いして、別の社員の方とも会うチャンスを戴ける様お願いしてもいいと思います。一度の面接だけですと、その人を通してしか会社の雰囲気や文化を感じとれません。複数の人に会うのが望ましいですね。
それから、できれば現職の間に転職活動をすることをお薦めします。転職は縁とタイミングですし、リスクを抱えなくてすみますからね。


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