外資で働く・転職する/外資への転職ノウハウ

転職コンサルタントが語る「転職の現実」Vol.1 採用される人(6ページ目)

企業の採用に精通し、多くの転職成功者を見ている転職コンサルタント。外資系・語学系に強い人材紹介会社に最近の求人状況と、企業が求めている人物像をききました。転職のエキスパートが語る転職現場。

執筆者:柏木 梨花

<回答>
アージス・ジャパン
シニアコンサルタント 工藤早希子さん 

営業職を中心に若手採用が増えています

全般的に求人は増えてきています。特に自動車、メディカルや不動産投資を中心とした金融業界で増えています。ただ、企業のニーズとして、経験値を重視したスペシャリストを求めていますので、採用基準は高いですね。一方営業職を中心に、第二新卒をはじめとした若手の採用も増えています。こちらは経験が足りなくても、人物重視で勝負ができます。


情報だけに惑わされてはダメ!

最近の傾向としては、「与えられたことをしっかりする」だけでなく、自分から問題点を発見、改善できる人、そのための工夫・努力ができる人が求められますね。
情報が氾濫する中で、本当に自分は何をしたいのか、それに対して今の自分は何ができるのか、何が足りないのかを考え、足りない部分を補うために努力をする、といった姿勢が少し前に比べておざなりになっている気がします。転職活動もインターネットで簡単にできるし、経歴を公開すれば企業からのスカウトもくる。しかし、これだけで自分の市場価値を判断してしまうのは危険です。まわりの情報だけに惑わされず、しっかりと自分自身をみて努力をすることを忘れないでほしいですね。逆に言えば、こういう時代だからこそ、きちんと自分を見て能動的に動いている人は、企業から見て価値があると感じられるのではないでしょうか。

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