女性の転職/女性の再就職・職場復帰

子どもも、仕事も!働く妊婦さんを応援

妊娠しても、出産後も働き続けることを前提に仕事を続ける女性「働く妊婦」さんを応援する雑誌ができました。家庭も仕事も、子どもも全部叶えましょう!

執筆者:川崎 あゆみ

出産を機に仕事を辞めるのか、仕事を続けるのという大きな決断の前に多くの女性が、悩みます。「20代女性は、仕事<家庭?!」でもご紹介した通り、専業主婦を希望する女性が増えていますが、今回は、「妊娠しても働き続ける」という選択についてみてみましょう。

働いているときは、辞めたい
辞めたら、働きたい?!

子育てに専念? 仕事を続ける? もう長い間、この2つの選択肢の間で多くの女性が悩んできました。
再就職講座の参加者のお話をうかがっていると、「出産を機に仕事を辞めた」という方が圧倒的に多いことに驚きますが、最初は、育児休暇明けに復帰する予定でいても、「もっと子どもと一緒にいたい」という気持ちが芽生え、休暇明けに退職する人が多いようです。実際、出産を機に約7割(67.4%)の女性が仕事を辞めていることがわかっています。*厚生労働省「第1回21世紀出生児縦断調査」(平成13年度)

でも仕事を辞めて専業主婦になり、子どもが大きくなってから仕事を探そうと思っても、ご存じのとおり、再就職もそう簡単ではありません。特にここ最近は、「働きたいけど、なかなか採用されない」というニュースを頻繁に聞きますし、妊娠中や子どもが小さい時は大変だけれども、可能ならば継続して働く方がよいのではないかと個人的には思います。

なかなか叶わない「理想の働き方」

仕事を辞めて専業主婦になった後、子どもから手が離れてから仕事をしたいと希望する女性は多いにも関わらず、実現できていない人が多いのです。下記の「平成21年度版 男女共同参画白書」のデータでも、現実と希望のギャップがはっきりと出ています。

【理想】
現実↑と希望↓。水色の部分以外が「何らかの形で働きたい」と希望している人の割合ですが、大きな開きがあるようです。
【希望】

いったん仕事を辞めてしまうと、数年後にもう一度働きたいと思っても、ハードルがグっと高くなってしまうということは、もう皆さん、おわかりのはず。であれば、妊娠を退職のきっかけにせず働き続ける、つまり「働く妊婦」という"ワーキングマザー"について注目する動きが出てきても不思議ではありません。心強い味方があらわれました。
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