今回は、その調査結果から「女性と仕事」にまつわる数字を見てみましょう。
働く女性 5年ぶりの減少に
「子どもが小さいうちは家にいたい」という女性は依然として多く、ブランクを短くするには、続けて出産するのがよい?! |
昭和50年(1975年)には、25~29歳と30~34歳がその10年でしたから、この数字からも女性の晩婚・晩産化によって子育て年齢が上がったことがわかります。
この就業率をグラフにしたものを「M字曲線」と呼んでいますが、年々この谷に相当する年齢の女性たちの就業率が上がっており、M字カーブは台形に近付きつつあると言われています。
共働き世帯の増加傾向
夫のお給料は減っているけれど、子どもの教育費は削りたくないという家庭は多く、そのために仕事を始める妻も多い。 |
平成20年では、夫は働き、専業主婦という片働き世帯は、825万世帯。2005年 09月 20日付けの記事「セカンドキャリアについて考える 働くミセス急増の理由とは?」の中で、
昭和50年代中ごろには、600万世帯だった夫婦共働き世帯の数は、30年後の平成15年度には、949万世帯になり、なんと30年の間に約350万世帯の増加となっています。一方、1,100万世帯程度だった専業主婦世帯数は、870万世帯へと減少し、共働き世帯数が専業主婦世帯数を超える状況になっています。(平成16年度版男女共同参画白書より)
と書いていますので、16年度には870万世帯だった片働き世帯がさらに825万世帯に減少していることがわかります。これは女性の社会進出に対する意識変化や、経済情勢の変化などがあると考えられます。
働く女性は、いったいどのような働き方をし、どれほどの収入を得ているのでしょうか。