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働くミセス急増。働く理由はいろいろありそうですが、男女の意識の変化も大きく影響しているようです。
30代半ば以降になってくると、多くのミセスは、子どもも小学校高学年になり、母親が1人で過ごす時間が増えてきます。それまで子どもにかける時間が多くあったのが、だんだん自分のことを考える余裕が出てくるのでしょう。「余暇を利用して仕事をしたい」という欲求も自然なものだといえそうです。

今回は、働き出すミセスが増えている背景を見てみましょう。

共働き世帯、30年間でなんと1.5倍以上に!


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共働き世帯は、30年間で急増しています。
昭和50年代中ごろには、600万世帯だった夫婦共働き世帯の数は、30年後の平成15年度には、949万世帯になり、なんと30年の間に約350万世帯の増加となっています。一方、1,100万世帯程度だった専業主婦世帯数は、870万世帯へと減少し、共働き世帯数が専業主婦世帯数を超える状況になっています。
                                 (平成16年度版男女共同参画白書より)

また、共働きの家庭では、結婚・出産後もずっと継続してきたというよりは、子育て期にはいったん就業を中断し、その後パートタイムなどの比較的短時間勤務の仕事に就くという割合が高くなっているようです。

働くことで自分を磨く!~女性の意識に変化アリ~


仕事に就くミセスが増えている背景には、女性の意識の変化、つまり「結婚して子どもがいる女性も働く」ことを肯定する人がここ30年の間に増えてきているということがあります。

もちろん経済的な理由で仕事を始める方も多いのは事実ですが、

・少子化により再就職の時期が早まっている
・ブランク、年齢など年齢を重ねてからの再就職が難しいという認識が定着し、キャリアを中断せずに働き続ける女性が増えてきた
・メディアによる”自分磨き””女性としての輝き”なる言葉の出現など

などがその理由に挙げられるようです。

1人で家計を支えきれない!~男性のホンネ~


また、男性の意識にも変化が起きています。女性は一生無業、もしくは結婚したら専業主婦がよいと考える男性が、

昭和50年代中ごろ 全体の約4割
      ↓
平成15年度 約1割まで減少

  結婚後も女性が働くことを支持する男性がどんどん増え、現在、出産後再就職賛成派とキャリアの中断なし派を合計すると、7割近くの男性が女性の就業について肯定的な考えをもっているようです。

妻が外に出ることで、若々しく生き生きとしていて欲しいという願いもあるかもしれませんが、現実的に考えると住宅ローン返済の重圧、賃金の伸び悩みやリストラの増加などの厳しい社会経済情勢が、夫たちの意識にかなり影響していると考えられます。

夫1人だけが働く家庭では、家計を支えきれなくなるリスクが増大しています。生計を維持することへの危機感も、やはり再就職をするミセスが増えている大きな原因になっていることは間違いないでしょう。



~気になる今後~
私の周りでも、最近働き出したというミセスが増えてきました。年代的に「子どもの教育費」にお金がかかるというのは、大きな理由になっているのではないかと思います。

その多くが扶養枠で働いているようですが、2004年の税制改革で配偶者特別控除が廃止されました。さらに給与所得控除の見直し、配偶者控除や特定扶養控除の廃止も検討されています。さらに(脅すわけではありませんが)消費税率のアップも考えられます。

読んでいるだけで息苦しくなりそうですね。「だから働く」「だからもっと働く」と言うミセスがどれくらいいるのかわかりませんが、当然、こうした社会経済情勢も女性が働くきっかけになります。

こうした家庭を取り巻く環境の変化も手伝って、これから働くミセスは、ますます増えていくことでしょう。

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