女性の転職/女性の再就職・職場復帰

スマートビューティ 島田律子さん 前編(3ページ目)

タレント、エッセイストなど幅広くご活躍の島田律子さん。今は、日本酒スタイリストとして、日本酒の普及にも努めていらっしゃるそうです。年齢を重ねてもイキイキした日々を送る秘訣をうかがってきました。

執筆者:川崎 あゆみ

育児は、創意工夫で楽しくなる!

―(ガイド)寝る前の一仕事。それは大変!(笑)。両立はどのようになさっているんですか?

私は昼間に一度お風呂に入るんです。夜に子どもと入るときは、頭を洗えばよいだけなので、子どもを待たせなくてもいいですよね。
島田さん:両立と言うか、いつもギリギリです。でも、大変だというところは見せずに仕事はしなくてはいけませんし。子どもを持ってわかったのは、家事と仕事は同じチャンネル、育児はまた別のチャンネルだということです。家事と仕事は効率のよさを追求できるけど、育児は違いますよね。子どもは思い通りになりません。 でも、育児にチャンネルを変えることで、効率があがらないことも、「ゆっくりやりなさい。できるまで待ってるわ」って思える。また、できたときには、子どもができたことを喜びとして誉めてあげられますし。

しつけるにしても言葉で押し付けないように気をつける必要があるかなと思っています。例えば、「お風呂に入るわよ」と言うと、「嫌だ、今、ブッブ(車のおもちゃ)で遊びたい」となる。でもその時に、「今は、お風呂の時間でしょ!」って叱るのではなくて、「わかった。じゃあ、どのブッブを持っていきたい? これでお風呂で遊ぼうね」って言うと、子どもも「じゃあ、これ持っていく!」って言って喜んでお風呂に行くようになったりとか。

「これは絶対にあなたがやってね」を決める

―(ガイド)ママもお子さんも、両方ハッピーでいられるための工夫ですね。ご主人の育児への協力はいかがですか?

島田さん:主人は、業種柄、朝の出勤時間が遅くて帰宅も遅いので、育児への協力はちょっと期待できないんです。でも保育園への送迎をしてくれないだろうかと説得しまして。この夏から連れていってくれるようになりました。送って帰ってくるだけで30分のことなんですが、忙しい朝は、その30分が大きくて助かっています。子育てしながら仕事をしていると、「なんで私だけが」とか「もうちょっと気付いてくれたら」というストレスを抱えがちですよね。でも何か一つ手伝ってもらうだけで、「朝してもらってるんだから」と、感謝の気持ちが出てきますし、主人に優しく接することもできるんですよね。ゴミ捨てとか何か一つでもいいから、「これは絶対にあなたがやってね」というものを決めるとかなり違ってくると思います。

―(ガイド)「これから毎朝、保育園に連れていって欲しい」と話されたとき、ご主人はどんな反応をされましたか?

主人は、帰宅が夜遅いので、朝ゆっくり寝かせてあげたいとは思っていたんですけど、今、保育園に送っていく時間は、彼にとっても欠かせない時間になっているようですよ。
島田さん:案の定、「帰りは遅いし、朝はそんな早く起きられないし無理だよ」と言われました。でも、やればできる(笑)。でも主人が保育園に送っていくようになって、うちの息子の保育園での様子がわかるようになってきたんですよね。息子がほかの子どもとどういう会話をしているのかとか。最近では、主人がご飯を食べながら保育園のことを私に報告してくれるんです。主人にとっても保育園に送っていく時間は、楽しみでもあり欠かせない時間になっているようです。もしかしたら、それまで私が、育児参加する機会を奪っていたのかもしれませんね。


残念ながら前編はここまで。後編は、12月9日(火)にアップする予定です。お楽しみに♪

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