雇う側の事情

面接まで進んで「うちでは、物足りないと思いますよ」と言われてしまう人も。
特に国公立大学、私立の有名大学を出て、過去に一流企業に勤めていたこともある女性に対しては、
  • 経歴が立派過ぎて、他のパートさんとのバランスが取れない
  • そこまでの学歴が必要な仕事ではない
  • 上司が気を遣う
  • プライドが高くて扱いにくいのではないか


などの理由が挙げられるようです。書類選考で落ちてしまうことが多いようですが、面接まで進んでから、「うちでは、あなたの学歴はもったいない」とか「(ご主人の収入が十分にあるのだから)働く必要はないのでは?」などと質問される人もいるようです。

最近の再就職講座に見られるある現象

以前、昭和女子大学の「チャレンジ支援」でもご紹介しましたが、最近、大学が主催する再就職講座が増えています。いずれも厚生労働省の委託を受けて行われるものですが、受講者にある特徴がみられます。

まず、多くの方が高学歴、そして一流企業での就業経験があるということです。また、先ほども書きましたが、彼女たちの結婚相手も高学歴・高収入であり、夫の仕事で海外経験が長い人も多く含まれています。

メイク講座にカラーコーディネートなど、再就職を考えていない人でも受講したくなります。
大学が主催する再就職講座では、再就職のための実務的なアドバイスに加えて、パソコンスキル、英語、カラーコーディネート、メイク、話し方とかなりトータルで学べる講座内容になっています。また、現役の学生に交じって授業を聴講できたり、教授による受講生向けの特別レクチャーが受けられるということもあり、大学のアカデミックな雰囲気に惹かれて受講する人も多いようです。

つまりは、いつかは仕事復帰を考えたいけれど、「今すぐしないと大変だ」という方たちではなく、楽しみながら、知的な雰囲気にもひたりながら、戦略的に再就職を考える方が多いということなのでしょう。


今は、大学の進学率も非常に高くなり、大学卒業=高学歴というのもちょっと違うかなと思いつつ…。やはり「自己実現」に重きを置いた仕事探しをする傾向にあるのは40代、つまりアラフォー世代の女性たちの感覚なのではないかと感じます。

PTAでも素晴らしい能力を発揮している女性たちを見ていると「この方は、きっと企業でも優秀な社員だったのだろうな」「もったいないな」と思うこともしばしばです。



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