昭和女子大学
オープンキャンパスや再就職講座など、社会人にも「学びの機会」が広く開かれている昭和女子大学
今回、取材にうかがったのは、2007年の大ベストセラー『女性の品格』の著者、坂東眞理子先生が学長を勤められている昭和女子大学。同大学では、再就職を望む女性を対象に再就職講座を開講しています。

2ヶ月間に及ぶ再就職講座も終盤にさしかかった12月某日、「模擬面接」講座にお邪魔してきました。講師は、主婦の再就職や大学生の就職活動に関する講演や著書でもおなじみのハナマルキャリアコンサルタント、上田晶美先生です。

面接で「アガらない」ためには

今日は、第2回目の面接講座。「なぜ前職を辞めたのですか」「転職回数が多いですね」「当社を希望する理由は」など、企業の採用面接の場で、面接担当者から、よく聞かれる質問について、自分なりの答えを用意してくることが宿題になっていました。

上田先生は、20問近くの想定質問に対して、1問ずつ丁寧に解説していきます。「面接でアガらないためには、事前の準備をしっかりとしていくことです」。「自分を良く見せようと、背伸びをすると、入社してからが大変になりますよ」。「面接は、事前に必ず練習してください。いきなり本番に臨まないこと」など、解説の間にアドバイスを混ぜながら話されます。受講者の皆さんは、先生の解説やアドバイスを聞き逃すまいと真剣にメモを取っていました。

講義の様子上田さん
左:採用面接の「よくある質問」への答え方やアドバイスをする上田先生
右:「髪の毛が落ちてこないように、このようにピンで留めましょう」

“仕事”を意識した受け答えを

また、「主婦は、話をコンパクトにまとめるのが苦手な傾向があります。話し始めると、どうやって話を完結させていいのか、わからなくなる方が多いようです。まず結論から話し始め、内容を端的に説明できるように練習しましょう」とのこと。

趣味や得意なことも、仕事と関係のある内容を話すこと。また、資格について聞かれても、「これこれこういう目的で取得し、その後こういう風な実務にも携わりました。その経験を、御社でも活かしていきたいと思っております」という風に、“資格を持っている素晴らしい私”ではなくて、どのように“仕事に活かしていく”のかという点をアピールするなど、面接では一貫して、“仕事”の面接であることを意識しましょうと強調されていました。

姿勢を確認お辞儀の仕方を確認
左:第一印象では、姿勢の良さが大きく左右します
右:面接担当官は、お辞儀の仕方まで、きっちりチェック

1人1人ドアをノックして面接実習

一通り、上田先生からの解説とアドバイスが終わると、いよいよ緊張の模擬面接。今日は、そのために本番の面接に出られるような格好でという指示が出ており、ほとんどの方がスーツで出席されていました。

まず、上田先生がドアをノックし、部屋に入り、着席するまでの動作や挨拶までの手本を示します。その後は、受講者全員が1人ずつ目の前で見守る中、実際の面接を想定して、一連の動きに挑戦です。上田先生は、ノックの音、ノックの感覚、お辞儀の仕方、笑顔、歩き方、着席のし方、服装などについて、総勢30名以上の受講者1人1人に対してコメントされます。

講義の最後で
最後に上田先生から皆さんに激励の言葉が贈られます
講座は、終始なごやかな雰囲気で進められ、上田先生の本音トークに、思わず教室全体が、爆笑の渦になることも何度か。というわけで、朝10時40分から始まった講座も、先生に対する質問も気軽にできる雰囲気で、参加者の方々の間に仲間としての”連帯感”が生まれているように感じました。

次は、講師の上田さんから、「主婦の再就職」について、お話をうかがっています。>次ページへ