自分自身の弱みと向き合うのには、ちょっとした勇気が要りますね。あなたは自分の弱みを把握していますか? |
しかし、私が出会ってきた「仕事ができる人」の多くは自分の弱点を認め、私にもそれをとても自然に話します。
なぜそれができるのか。
そして、それができる人はなぜ仕事ができるのか。
ある人を例に考えてみましょう。
めっぽう数字に弱いAさん
イベント企画の仕事をしているキャリア10年のAさんは、その豊かな創造性で次々とヒットイベントを企画し、社内でも一目置かれている人。新たな企画のヒントになる情報の収集力、洞察力、問題分析力などは、とても高いものがあります。
ところが…
「私、数字がダメなんです」とAさん。
イベント企画では、必ず予算管理がついて回ります。細かなところでは釘1本の値段まで読み込み、予算内でイベントを行うことを目指さなければなりませんが、それがどうにも苦手だと言うのです。
企画系の仕事で数字に弱いということは、結構、大きなこと。この弱点をうまく克服できないことにより、「Aさんはいい企画は出すけれど、予算管理ができない人」と言われてしまう危険性もあります。
では、Aさんはどうやってその弱点を克服したのか。
次ページで彼女の話を紹介します。