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自分の価値を下げる、そのひと言(2ページ目)

一生懸命やっているつもりなのに、なぜもっと評価してくれないの? そんなもどかしさを感じている人のなかには、せっかくの頑張りを自分で台無しにしている「ひと言」があったりします。

執筆者:泉 まつお

「こう言ってありますから」


Aさんの仕事では、契約がとれた後、営業事務スタッフを通して商品管理部門へ商品の発送を依頼します。
ところが、その連絡に行き違いが起こり、顧客へ予定通り商品が納品されないという事態が起こったとき…。

すでに営業スタッフとして経験も積んでいる彼女は、もちろん、すぐに顧客を訪問してお詫びをし、対策を講じます。
そしてBさんへ報告。

「この件は、商品管理部の担当者にこう言ってありますから大丈夫です」

決して彼女の対応は間違ってはいません。
しかし、この先の成長という視点で、Bさんはこう指摘します。

「営業スタッフとして、局面局面で適切な判断をし、関わる人たちをコントロールすることは重要なことです。しかし、『こう言ってある』という言い方はとても高圧的。無意識にこう言っているのであれば、どこかで自分が上に立っているという気持ちがあるのではないでしょうか。逆に、意識的にこう言っているのであれば、仲間をさげすんでいるということ。営業スタッフは指示を出す立場に立つことは少なくないのですが、決して、それは上に立っているわけではない。この意識が変わらないと、安心してマネジメントを任せられないと感じます」



今回紹介したのは、頑張っているからこそ、認めてほしいからこそ、言ってしまう可能性があるひと言ばかり。
せっかくの努力を、間違ったアピールで台無しにしたくないですね。
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